2025年02月18日 環境水道分科会
令和7年第1回環境水道分科会
環境水道分科会会議録
開催年月日 令和7年2月18日(火)
開催場所 環境水道委員会室
出席委員 8名
三 森 至 加 分科会長 山 本 浩 之 副分科会長
寺 本 義 勝 委員 木 庭 功 二 委員
筑 紫 るみ子 委員 田 中 敦 朗 委員
高 本 一 臣 委員 西 岡 誠 也 委員
議題・協議事項
(1)議案の審査(5件)
議第 18号「令和6年度熊本市一般会計補正予算」中、環境水道分科会関係分
議第 29号「同 水道事業会計補正予算」
議第 30号「同 下水道事業会計補正予算」
議第 31号「同 工業用水道事業会計補正予算」
議第 89号「損害賠償額の決定について」
午前 9時57分 開会
○三森至加 分科会長 ただいまから、予算決算委員会環境水道分科会を開会いたします。
この際、申し上げます。
各分科会における審査の分担等については、タブレットに掲載しておりますので、御承知おき願います。
本日の議事に入ります前に、執行部より発言の申出があっておりますので、これを許可します。
◎村上慎一 環境局長 御審議の前に1点おわびを申し上げます。
当局の職員が療養休暇期間中にもかかわらず、私的な宴会に参加していましたことから、1月31日付で停職10日間の懲戒処分を受けました。誠に申し訳ございませんでした。
不祥事の防止に向けて全庁挙げて取り組んできた中、このような不祥事が起きたことを重く受け止めております。一人の職員の不祥事が市政全体の信用を一瞬にして失わせますことから、引き続き職員に対しまして、公務員としての自覚を再認識することを徹底してまいります。
○三森至加 分科会長 発言は終わりました。
これより、本日の議事に入ります。
今回、当分科会において先議案件として審査を分担します議案は、補正予算4件、その他1件の計5件であります。
それでは、審査の方法についてお諮りいたします。
審査の方法としては、分担議案について説明を聴取した後、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○三森至加 分科会長 御異議なしと認め、そのように執り行います。
これより議案の審査を行います。
まず、議第18号「令和6年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。
◎戸澤角充 環境推進部長 議第18号「令和6年度熊本市一般会計補正予算」中、環境局分について御説明申し上げます。
環境水道分科会、環境局2月18日開催分の資料1をお願いいたします。
4ページ、全体資料194ページをお願いいたします。
令和6年度補正予算総括表でございます。
環境局所管分の一般会計の歳出でございますが、3億318万4,000円の減額補正を計上しております。これによりまして、補正後の額は188億8,048万6,000円となります。
続きまして、5ページ、全体資料195ページをお願いいたします。
繰越明許費補正について御説明申し上げます。
まず、項20清掃費、東部環境工場整備事業4億8,245万2,000円でございます。これは、機能維持事業の第2期基幹的設備改良工事において、昨今の半導体、電子部品等の供給不足の影響から、材料の納入に係る期間が長期化し、工事完了が困難になったため、繰越しを行うものでございます。
続きまして、埋立処理施設整備事業1,290万円でございます。これは、扇田環境センター下水道中継ポンプ更新工事の入札不調に伴い、契約締結が遅れたことで工程の見直しが必要となったため、繰越しを行うものでございます。
次に、廃棄物焼却施設解体事業5,616万2,000円でございます。これは、本市が宇城広域連合脱退後に発生する経費に関する負担金でございまして、宇城広域連合が宇城クリーンセンターの解体工事に伴う土壌調査について、県との協議に時間を要しており、年度内の解体工事の完了が困難となったため、繰越しを行うものでございます。
次に、項25環境保護費、脱炭素化推進事業1,853万2,000円でございます。これは、国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金を活用した熊本連携中枢都市圏の構成市町村における電力の脱炭素化などに要する経費でございまして、再エネ導入について、業者との協議に時間を要するなどの要因で年度内の執行が困難となったため、繰越しを行うものでございます。
繰越明許費の説明は以上でございます。
続きまして、債務負担行為補正について御説明申し上げます。
燃やすごみ及び紙収集運搬業務委託(令和6年度追加分)で、期間が令和6年度~令和7年度、限度額7,750万円でございます。これは、東部及び西部クリーンセンターで行っております燃やすごみ及び紙収集運搬業務につきまして、令和7年4月から、一部を民間委託へ移行するものでございます。
以上、債務負担行為補正について御説明を終わらせていただきます。
引き続き、それぞれの補正予算の内容につきまして、順次、担当課長が御説明申し上げます。
◎坂田文昭 廃棄物計画課長 歳出予算につきまして御説明いたします。
資料の8ページ、全体資料では198ページをお願いいたします。
まず、上段の左から3列目の区分でございますが、新規、復興、国補正、流用に分類し、該当する部分に丸印をつけております。流用につきましては、事業実施に当たり、予算流用を行い、執行した経費が含まれているものに丸印をつけております。
それでは、廃棄物計画課関連分につきまして御説明いたします。
中段の目の15じん芥処理費、総額4,931万5,000円の減額補正につきまして、主な内訳を御説明いたします。
1番の(植木町)塵芥処理費350万円の減額でございますが、植木町において委託している収集運搬業務の入札執行残による減額でございます。
3番の東部環境工場ごみ処理経費(政策)502万8,000円の増額でございますが、これは、特別高圧VCT入替えに伴う負担金の増加によるものでございます。
なお、2番の東部環境工場ごみ処理経費(経常)から同額を流用いたしております。
5番の東部環境工場機能維持経費304万6,000円の減額でございますが、これは、クレーン改修工事等に係る工事請負費の入札執行残でございます。
6番のごみ収集経費(政策)250万円の減額でございますが、クリーンセンターで使用する車両3台を購入した際の入札執行残でございます。
7番の宇城広域連合負担金4,036万9,000円の減額でございますが、これは、宇城広域連合ごみ焼却施設解体事業計画の変更等に伴う負担金の減額でございます。
次に、資料の9ページ、全体資料の199ページをお願いいたします。
上段の目の20特別清掃費、総額5,770万9,000円の減額補正につきまして、内訳を御説明いたします。
1番の指定収集袋製造等関係経費3,799万9,000円の減額補正でございますが、指定収集袋の製造等に係る業務委託の入札執行残でございます。
2番の家庭ごみ再資源化推進経費1,325万円の減額補正でございますが、家庭から排出された資源物やプラスチック製容器包装、乾電池などを再資源化するための収集・選別・加工等に係る業務委託の入札執行残でございます。
3番の埋立処理経費(経常)646万円の減額補正でございますが、主に扇田最終処分場浸出水の下水道放流について、当初想定しておりました放水量を下回ったことによる下水道使用料の執行残でございます。
説明は以上でございます。
◎田上真吾 浄化対策課長 同じく資料の9ページ、全体資料199ページの中段をお願いいたします。
目30浄化槽管理費、浄化対策課の1番、小型合併処理浄化槽設置費助成につきまして、6,060万円の減額補正を計上いたしております。これは、合併処理浄化槽やくみ取り便槽から合併処理浄化槽へ転換する場合に助成を行っておりますが、助成補助の申請が想定を下回ったことから、減額をするものでございます。
説明は以上でございます。
◎住谷憲昭 環境政策課長 資料は同じく下段、項25環境保護費、目10環境保護総務費につきまして、主なものを御説明いたします。
環境政策課1番、自然環境保全経費162万円の減額補正でございますが、これは、連携中枢都市圏3市町村と合同で実施しておりますアライグマの生息状況調査の入札残の決算調整でございます。
続きまして、次の10ページ、全体資料200ページをお願いいたします。
環境政策課3番、共同利用施設託麻東部会館管理運営経費の37万4,000円の増額補正でございますが、これは、当課所管施設であります託麻東部会館の屋上から雨漏りが発生したため、修繕を実施したものでございます。
次の4番、環境影響評価制度関係経費の46万5,000円の減額補正でございます。これは、アセス条例制定のための支援等業務委託の執行残の決算調整でございます。
なお、この経費に関連いたしまして、後ほど条例素案について、パブコメ意見への対応を御報告させていただきます。
説明は以上でございます。
◎兼平進一 脱炭素戦略課長 同じページの下段、脱炭素戦略課分の1番、熊本連携中枢都市圏重点対策加速化事業推進経費5,147万3,000円、3番、市有施設脱炭素化推進経費57万8,000円それぞれの減額補正を計上しております。これは、予算計上後に国の脱炭素移行・再エネ推進交付金の交付限度額が引き下げられたことにより、事業費を見直したことなどによる減額補正でございます。
説明は以上でございます。
◎古上藤治 首席審議員兼水保全課長 資料につきましては、同じ10ページ、全体資料200ページ、下段の網かけの部分になりますが、目25地下水保全対策費でございます。
それでは、次のページ、上段をお願いいたします。
主なものとしまして、2、白川中流域かん養推進経費762万8,000円の減額補正でございます。これは、水田湛水事業の実施面積が当初お申込みいただいた数よりも減少しましたことで、助成金を減額したものでございます。
続きまして、3、有機フッ素化合物対策経費12万4,000円の増額補正でございます。これは、有機フッ素化合物対策としまして、指針値超過箇所の継続監視及び原因究明など、職員により対応を進めてまいったところでございますが、今後は、調査及び対策を図るために、専門家の助言や意見をいただくための熊本市有機フッ素化合物対策専門家会議を設置しますことから、それに係る経費となっております。
説明は以上でございます。
◎近藤芳樹 環境総合センター所長 同じページ、中段を御覧ください。
目30環境総合センター費でございます。
一般検査経費(経常)で80万4,000円を増額補正するものです。これは、PFOS・PFOAの検査依頼が増加したことから、試薬等に係る経費である需用費を増額補正するものです。
説明は以上でございます。
◎住谷憲昭 環境政策課長 資料は次のページ、資料1-①を御覧ください。
環境影響評価制度におけるパブリックコメントの御意見を踏まえた条例素案修正についての御報告でございます。
地下水涵養の取組に関する規定につきまして、県条例と同様に市長が認めるときはアセス手続が不要になる場合があるとしておりましたが、本市が独自に導入したスクリーニングと同様の手続となる規定にしてもらいたいとの御意見でございます。
本件につきまして、前回委員会にて御報告さしあげましたとおり、本市法務部門、顧問弁護士、熊本県と協議・検討いたしまして、地下水涵養の取組を行うことが確実であるかどうかの判断については、専門家などの意見聴取を行った上で、スクリーニング手続にて判断することといたしました。
下に示します図表のとおり、条例素案では、事業計画の段階で市長の判断によりAの配慮書以降の手続全てが不要となりましたが、下段Bのスクリーニングにおいて、学識経験者と専門家で構成される審査会にて内容を審議いただき、その結果を踏まえて、市長が判断することとし、不要となった場合においても、Gの事後調査とHの報告書、こちらは提出を求めることといたします。
この統合案によりまして、制度が一本化され、明確になります。そして、より厳格でよりよい制度の構築につながったものと考えております。
説明は以上でございます。
○三森至加 分科会長 次に、議第29号「令和6年度熊本市水道事業会計補正予算」、議第30号「同下水道事業会計補正予算」、議第31号「同工業用水道事業会計補正予算」以上3件について一括して説明を求めます。
◎宮邊謙太郎 経営企画課長 私からは、議第29号「令和6年度熊本市水道事業会計補正予算」について、議第30号「同下水道事業会計補正予算」について、議第31号「同工業用水道事業会計補正予算」について御説明いたします。
環境水道分科会資料、青色の上下水道局の資料1をお願いいたします。
まず、水道事業会計補正予算でございます。
1・2ページは補正予算の議案でございますが、説明は3ページ、全体資料207ページの総括表で行います。
総括表の(1)収益的収支(3条予算)の補正額の欄でございますが、収益は6億9,466万2,000円の増額、費用は6億5,885万4,000円の増額、補正後の収益的収支差額は17億7,792万4,000円となる見込みでございます。
次に、下の(2)資本的収支(4条予算)の補正額の欄でございますが、収入は2,870万8,000円の増額、支出は2億925万4,000円の減額、補正後の資本的収支差額は、73億3,117万9,000円の不足となる見込みでございます。
なお、この不足額につきましては、下段に記載しておりますように、減災積立金等で補填する予定でございます。
次に、4ページ、全体資料208ページをお願いいたします。
内訳表でございますが、全般的には決算調整に基づくものでございます。まず1、収益的収支の水道事業収益の主な内訳でございますが、給水収益の増、能登半島地震応援経費の補助金等の増などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、6億9,466万2,000円の増額補正となるものでございます。
次に、5ページ、全体資料209ページの水道事業費用でございますが、人件費、動力費、支払い消費税などの決算調整に伴う増減額のほか、サンドブラスト事故の補償金1,932万9,000円、公務災害見舞金の災害補償費669万円を計上しました結果、6億5,885万4,000円の増額補正となるものでございます。
次に、6ページ、全体資料210ページの2、資本的収支の資本的収入でございますが、下水道等自宅工事負担金の増などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、2,870万8,000円の増額補正となるものでございます。
次に、7ページ、全体資料211ページの資本的支出でございますが、人件費、工事費などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、2億925万4,000円の減額補正となるものでございます。
以上が水道事業会計でございます。
次に、資料2をお願いいたします。
下水道事業会計補正予算でございます。
1~3ページは補正予算の議案でございますが、説明は4ページ、全体資料215ページの総括表で行います。
総括表の(1)収益的収支(3条予算)の補正額の欄でございますが、収益は4億4,545万円の増額、費用は2億2,775万8,000円の増額、補正後の収益的収支差額は11億4,575万7,000円となる見込みでございます。
次に、下の(2)資本的収支(4条予算)の補正額の欄でございますが、収入は1億5,486万8,000円の減額、支出は2億3,201万円の減額、補正後の資本的収支差額は86億3,015万7,000円の不足となる見込みでございます。
なお、この不足額につきましては、下段に記載しておりますように、過年度分損益勘定留保資金等で補填する予定でございます。
次に、5ページ、全体資料216ページをお願いいたします。
内訳表でございますが、全般的には決算調整に基づくものでございます。
まず1、収益的収支の下水道事業収益の主な内訳でございますが、下水道使用料の増、能登半島地震応援経費の補助金の増、不正アクセス関連収入として、システム委託先からの補償金の増などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、4億4,545万円の増額補正となるものでございます。
次に、6ページ、全体資料217ページの下水道事業費用でございますが、人件費、動力費、支払利息などの決算調整に伴う増減額のほか、宇土市の施設維持管理負担金980万7,000円、システム委託先の不正アクセス対応関連費用159万9,000円などを計上しました結果、2億2,775万8,000円の増額補正となるものでございます。
次に、7ページ、全体資料218ページの2、資本的収支の資本的収入でございますが、国庫補助金の内示減、国の総合経済対策に伴う増、雨水事業の一般会計補助金の減などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、1億5,486万8,000円の減額補正となるものでございます。
次に、8ページ、全体資料219ページの資本的支出でございますが、ポンプ場や処理場施設の改築工事に伴う国補正の増、施設の改築更新・耐震化など、通常分の減などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、2億3,201万円の減額補正となるものでございます。
次に、9ページ、全体資料220ページの債務負担行為でございます。
まず、追加分の公共下水道築造事業(雨水)(令和5年度施設分)(令和6年度追加分)ですが、令和5年度当初予算で計上しました債務負担行為につきまして、地盤改良工事等の見直しに伴う事業費の増額、期間の延長が必要となったもので、期間は令和7年度~令和9年度まで、限度額8億4,327万円でございます。
次に、変更分の公共下水道築造事業(雨水)(令和6年度施設分)ですが、土木建築工事の遅れによる期間の延長が必要となり、令和8年度までの期間を令和9年度までに変更するものでございます。
なお、限度額に変更はございません。
以上が下水道事業会計でございます。
次に、資料3をお願いいたします。
工業用水道事業会計補正予算でございます。
1ページは補正予算の議案でございますが、3ページ、全体資料225ページの内訳表をお願いいたします。
工業用水道事業費用でございますが、収支均衡の予算とするため、営業費用と特別損失の予算の組替えを行うものでございます。
以上が工業用水道事業会計でございます。
令和6年度補正予算の説明は以上でございます。
○三森至加 分科会長 次に、議第89号「損害賠償額の決定について」の説明を求めます。
◎島村幸一 水道維持課長 私の方からは、その他の案件といたしまして、議第89号「損害賠償額の決定について」を御説明いたします。
環境水道分科会資料、上下水道局分の資料4を御覧ください。
損害賠償額が1,932万9,000円でございます。
相手方は、西部瓦斯株式会社。
事故の概要ですが、令和4年9月11日、場所は熊本市東区長嶺東4丁目、託麻南小学校の東側になります。上下水道局が維持管理しております給水管からの漏水によりまして、サンドブラストが発生しました。このサンドブラストとは、噴き出した水が周辺の砂を巻き上げて、近接したガス管など他の埋設物に吹きつけ、やすりで削るように管に穴を開ける現象でございます。このサンドブラストが発生し、相手方が所有しておりますガス管に穴を開け、約2時間都市ガスが停止するという被害を与えたものでございます。このたび相手方との協議が整い、地方自治法及び地方公営企業法並びに条例に基づき、市議会の議決を求めるものでございます。
緊急工事経過観察等を含めました総額は6,443万816円となり、そのうち上下水道局負担分が3割、相手方が7割負担することとなりました。損害賠償の支払いの後は、水道賠償責任保険にて全額補填することとしております。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○三森至加 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆西岡誠也 委員 繰越明許の関係で、扇田環境センターについて、業者が決まらなかったというようなことだったですけれども、工事ラッシュの時期だったのか、設計の金額が安かったのか、その辺が分かればちょっと教えてもらいたい。
◎伊藤暢章 環境施設課長 入札不調に至った原因といたしましては、私どもが設定しました工期、期間がちょっと長かったということで、応札する業者がいなかったということでございます。
以上でございます。
◆西岡誠也 委員 時期的にはいつぐらいだったんですかね。
◎伊藤暢章 環境施設課長 募集をかけましたのは12月になります。入札自体は2月になります。
以上でございます。
◆西岡誠也 委員 ということは、工期としては3月までだから、2か月ぐらいだったんですかね。
◎伊藤暢章 環境施設課長 当該案件工事は債務負担行為を昨年設定しておりまして、今年、来年の2か年の工事というふうに設定しておりました。
以上でございます。
◆西岡誠也 委員 分かりました。
工期が短いわけではなくて、なかなか業者が決まらなかったということでありますから、思っていたのとちょっと違うなというふうに思いますけれども、業者が決まればうまくいくのかなと思いますので、よろしくお願いします。
◆筑紫るみ子 委員 環境の資料1の11ページ、水保全課にお聞きします。
白川中流域かん養ですね。予定より実施面積が少なくなったということですけれども、どのくらいの予定があって、どのくらい少なくなったのか、原因まで分かれば教えていただきたいと思います。
◎古上藤治 首席審議員兼水保全課長 ただいま御質問いただきました白川中流域の湛水の実績等につきまして御説明申し上げます。
まず、予算上、そもそも予定しておりましたのが、588ヘクタール、涵養量でいいますと1,940万立米を当初予定しておりましたところ、実際、実績としましては525ヘクタール、涵養実績で1,732万立米ということで、それぞれ63ヘクタールの減少、そして、208万立米の減少ということになっております。
この原因につきましては、実際取り組んでいただいています営農推進協議会の方にもちょっと聞きましたところ、やはり主に大体作られている作物というのが、今回過去最高という御案内を前回さしあげたと思いますが、かなり大口の農家さんが今回帰ってきていただいたような状況もございまして、その方々も含めまして、飼料用米、家畜等の餌になるような米ということで、そういったものが結構営農に資するということで、やられているところが多かった。
その飼料用米の作付が多いということと、基本的に湛水事業というのは5月~10月の期間、作付されている期間の前後で湛水をやる形になるんですが、特に後の方で、御承知のとおり米と同じで刈り入れがあります。それを別のところに持っていって、精米とまではいきませんけれども、餌になるような加工をされるということで、別の業者さんが入られるそうです。ですから、刈り取る業者、その後その刈り取ったものを運ぶ業者があるということで、それぞれのスケジュールが予定よりもちょっと遅れてしまったという話を聞いております。そもそもの湛水期間が、大体半月とか1か月に満たない期間でやるような予定にはなるんですが、それがどうしても期間的に、湛水に至るような期間が設けられなかったということで、やむを得ずそこがやめられたというところがあったみたいです。そのように聞いております。
以上でございます。
◆筑紫るみ子 委員 ありがとうございました。
今回だけということで、次回からまた少し補正というか、そういうことでできるようになるような指導というか、そういうものをされるんでしょうか。
◎古上藤治 首席審議員兼水保全課長 この辺につきましては、どうしても農家さんだけではといいますか、先ほど申し上げましたとおり、間に入る業者の方のスケジュール感というのも出てきますので、なかなか思いどおりにいかないところはあると聞いております。なるべく手を挙げた分といいますか、申請した分はやりたいというお気持ちは、農家さんも含めてあられるんですが、そういう状況があるということは、ちょっと我々もやむを得ない部分はあるかなと考えております。
以上でございます。
◆筑紫るみ子 委員 ありがとうございます。
都合はとてもよく分かるし、やまやまですけれども、それでも、今後少なくなっていく地下水保全のためには、そこら辺も少し頑張って言っていただけるようにお願いしたいかなと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
以上です。
○三森至加 分科会長 ほかにありませんか。
◆田中敦朗 委員 9ページの浄化対策課の小型合併処理浄化槽設置費助成なんですけれども、8,762万7,000円の補正前のところから6,060万円の減額というところで、もうほぼ市内においては、合併処理浄化槽が設置できたから減ったのか、それとも、御案内が足りなかったのか、ちょっとそこら辺の減額の大きさがちょっと釈然しないので、御説明いただければと思います。
◎田上真吾 浄化対策課長 転換の助成ということで、予算的には100基の転換を目標に予算を確保しているところでございます。今年度につきましては、現在32件の申請をいただいて、今転換の方を進めていただいているところでございます。
まだ単独浄化槽というのが市内に約6,000基ほど残っているというところで、転換を進めていく必要性は感じているところでございます。ただ、委員御案内のとおり、まだ周知が足りていない部分は少なからずあろうかと思っております。近年は単独浄化槽のうち、老朽化が進んでいるところ、もしくは近隣で実際に転換をされた地域などで、いわゆる口コミなどの効果もあるということを確認しておりますので、そういったところに職員が出向きまして、こういった転換補助金の御案内を継続的にやっていきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
◆田中敦朗 委員 100基を予定していて、32基しかできていないというのは、やはり執行機関である熊本市として、大変よろしくないというのは、もう課長は十分御存じとは思うんですけれども、ちょっと信じられないというか、しっかりしていただきたいなというのはあります。50基を予定して32基なら分かるんですけれども、6,000基を今後変えていかなくてはいけないということだったら、100基だったら60年かかるわけではないですか。であれば、やはり浄化対策課としては、8割ぐらい目指して、できれば10割できるようにということをやっていくための準備をした上で1年間臨んで、それが適正に執行されるような努力をしていただかないと、我々予算を議決した議員としては、追及せざるを得なくなってしまうんですよね。
ですので、来年も同様の100基を目指して予算を獲得されているでしょうから、来年がまた30基とか40基という話になれば、環境局全体が何をしていたという話になってしまいますので、これに関しては、次年度、この結果を基に、確実に目標達成に向けて数字を出していただくようにお願いだけはしておきます。
以上です。
◆寺本義勝 委員 今、単独浄化槽が6,000基あるという話だけど、その6,000基というのは、上下水道局が関係するけれども、下水道整備計画との整合性はどうなっているの。まだ未整備区域の中に6,000基が残っているの。それとも、整備はもう済んでいる中に単独浄化槽が6,000基も残っているの。どうなのかな、それは。
◎田上真吾 浄化対策課長 市内で今、約8,000基余り単独処理の浄化槽が残っておりますけれども、下水道の計画外につきまして、1,700基がおおむね単独浄化槽で残っているというところです。
◆寺本義勝 委員 では、8,000基あって1,700基だけが計画外でしょう。ということは、残りの部分は合併処理浄化槽の補助金を組まないで下水道を接続させないといけない、そういう意味だろう。だから、あと千何百件ということだ。通常の年であれば、年明けたら合併浄化槽の補助金を申請しても、補助金はもうないですというのが今までの事例だったのよね。だから、業者さんに頼むと、いや、年明けたら補助金は残ってないんですよねというように業者さんから言われて諦めていたんだけれども、今年は6,000万円落とすということなので、ただ、6,000万円落とすんだけれども、熊本市の下水道計画と合併処理浄化槽の計画の整合性を取ってから、予算も進めないといけないし、広報や周知不足というけれども、広報や周知不足ではないよ、行政の指導不足だ。もう下水道が来ている6,000件近く、8,000件のうちの1,700件以外は全部下水道につながせないといけない。でないと、上下水道局は何のために整備したのという話になって、逆に今度は、合併処理浄化槽の補助金をやっても、下水道が来てしまったらわざわざお金出してみんなつながないよ。100%補助ではなく一部補助だから、もう合併処理浄化槽に転換して、その後に下水道整備してもらっても、また接続費用がかかるだけだから、接続にはつながっていかないので、上下水道局と浄化対策課と、やはり緻密に連携した政策をしていかないと、それぞれにこっちは補助金を設定しました、こっちは整備をしていきますだったら、費用の無駄遣いになると思うので、今1,700基って言ったけれども、1,700基をどうしようと思っておるのかと、新年度予算の検討があるから、そのとき質問します。
以上です。
◎田上真吾 浄化対策課長 まずは、下水道がもう既に整備済みの区域についても、当然まだ一部単独浄化槽なり、合併処理浄化槽も含めて残っている部分につきましては、上下水道部局と連携しまして、下水道への接続促進を行っていきたいというふうに考えております。
また、今、補助対象につきましては、転換に関しての補助をやっております。かつ対象区域が下水道の整備されない区域、さらには計画されていても、7年以上まだ下水道の整備にかかる区域というのを限定して、補助対象区域としておりますので、近々もう下水道が整備されるというところについては補助対象外としておりますので、すぐ来るからというところでの、整備されるところの補助金の無駄遣いというところにつきましては極力ないように、上下水道局と連携して対応しているところでございます。
以上でございます。
◆寺本義勝 委員 話は、7年以内に来るところは補助対象外でしょうというけれども、今度は、それを言い出すと、また土地利用規制も大きく絡んできて、浸水エリアを指定しているよな。浸水エリアがあったら、当然浸水エリア外に宅地開発は誘導するわけだけれども、ただ、そこに下水道が来るかどうかというのは、下水道も今だんだん補助がなくなって予算が毎年減ってきている。だから、整備のスピードは落ちていると思うんだけれども、7年というのが何を根拠に7年というのかというところがあって、その辺のバランスの問題だと思うけれども、もちろん計画区域の補助は対象にしないのは当たり前なんだけれども、ただ、計画区域といえども、いつ来るか、7年で本当に来るのか、3年ぐらいで来るならまだ我慢はできるけれども、では、分家住宅とかに、いや、下水道は7年後ぐらいに来ますから補助金は出しません、黙っときなはらんですかとは言えないわけだから、その辺を何かうまく、一般市民が納得できるような方向性を示してやらないと。いろいろ土地利用規制も絡むものだから、単独浄化槽対策だけでは解決できないけれども、上下水道局と浄化対策課、それから土地利用規制をかけているところと、やはり総合的に勘案して、計画をつくってもらわないと。それぞれの部署で、片方は認めたけれども、片方は補助はこないよと、下水道はまだ何年先か分からんよというような、それでは市民に対して失礼だから、その辺はきちんと整合性を持って、検討してやってほしいと思います。
以上です。
○三森至加 分科会長 ほかにありませんか。
◆木庭功二 委員 すみません、水道維持課長から最後御説明がありましたガス管の破損事故の損害賠償について、3点ほどお聞きします。
結果的には保険にて全額補填されたということなんですけれども、今回給水管の漏水によって、サンドブラストという現象が起きて、その下を通るガス管を破損してしまったというような事例かと思うんですけれども、そもそも、私、勉強不足で申し訳ないんですけれども、こういう給水管の漏水というのは、大体年間でどれぐらい起きているのかということと、今回ガス管が下に通っていたということなんですけれども、そういう給水管の下にガス管が通っているという状態はどれぐらいか、こういうケースは多いのかということと、これはすぐガス管が破損したというわけではなくて、一定の期間、漏水していた時間があったのかなというふうに思うんですけれども、漏水に対しての調査というのはどのようになっているのかという、その3点について、すみませんけれども、教えていただけたらと思います。
◎島村幸一 水道維持課長 まず、給水管の漏水の件数につきましては、年間に2,000件ほどございます。
それから、調査についてです。まず期間については、毎年漏水調査を実施しております。今回の事案については、漏水調査に入る前に発生しておりまして、その前の年にも調査を行っておりますので、そのときには漏水はなかったということでございますので、1年の間に発生しているということになります。
それから、ガス管と水道の給水管が交差する数でございますけれども、現在把握できているのが350か所ほどございます。これにつきましては、少しずつではございますが、事故の未然防止ということで、上下水道局の費用で徐々に更新を進めているところでございます。
以上となります。
◆木庭功二 委員 ありがとうございました。
今回のケースとは別なんですけれども、やはり埼玉県八潮市で下水道管の大規模な陥没事故が起きて、いまだ復旧のめどが立たないというような状況があります。様々なインフラの老朽化でありますとか、こういったガス管が下に通っているというようなケースも様々あるかと思いますので、本当に調査という部分で大変になっているかと思うんですけれども、しっかり今、重点的にまたガス管が下を通っているところは調査を行われているということでありますので、引き続きそういったケースをしっかり、今後また重点的に調査をしていただきまして、未然に防止できる分はしっかりしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
○三森至加 分科会長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三森至加 分科会長 では、ほかになければ、これをもちまして、環境水道分科会を散会いたします。
お疲れさまでした。
午前10時47分 散会
出席説明員
〔環 境 局〕
局長 村 上 慎 一 環境推進部長 戸 澤 角 充
環境政策課長 住 谷 憲 昭 環境政策課副課長 緒 方 美 治
脱炭素戦略課長 兼 平 進 一 首席審議員兼水保全課長
古 上 藤 治
水保全課副課長 赤 星 博 興 環境総合センター所長
近 藤 芳 樹
資源循環部長 下錦田 英 夫 廃棄物計画課長 坂 田 文 昭
廃棄物計画課副課長右 山 敬 基 環境施設課長 伊 藤 暢 章
事業ごみ対策課長 菅 本 康 博 事業ごみ対策課副課長
谷 山 祐 喜
浄化対策課長 田 上 真 吾 東部環境工場長 後 藤 滋
〔上下水道局〕
上下水道事業管理者田 中 俊 実 総務部長 江 藤 徳 幸
首席審議員兼総務課長 総務課副課長 西 田 一 也
岩 本 清 昭
経営企画課長 宮 邊 謙太郎 経営企画課副課長 山 下 豊
料金課長 福 島 勝 浩 料金課副課長 北 口 浩 之
給排水設備課長 坂 口 和 高 計画整備部長 藤 本 仁
計画調整課長 福 田 政 昭 計画調整課審議員兼技術監理室長
末 永 剛
水道整備課長 佐 藤 公 成 下水道整備課長 渕 上 弘 樹
下水道整備課副課長米 野 武 男 維持管理部長 角 田 俊 一
水道維持課長 島 村 幸 一 下水道維持課長 日 高 輝
下水道維持課副課長宮 本 和 彦 首席審議員兼水運用課長
河 田 誠 二
水運用課副課長 吉 田 浩 史 水運用課審議員兼水質管理室長
濱 野 晃
水再生課長 山 本 孝 壽
〔議案の審査結果〕
議第 18号 「令和6年度熊本市一般会計補正予算」中、環境水道分科会関係分
……………………………………………………………(審 査 済)
議第 29号 「令和6年度熊本市水道事業会計補正予算」……………(審 査 済)
議第 30号 「令和6年度熊本市下水道事業会計補正予算」…………(審 査 済)
議第 31号 「令和6年度熊本市工業用水道事業会計補正予算」……(審 査 済)
議第 89号 「損害賠償額の決定について」……………………………(審 査 済)
環境水道分科会会議録
開催年月日 令和7年2月18日(火)
開催場所 環境水道委員会室
出席委員 8名
三 森 至 加 分科会長 山 本 浩 之 副分科会長
寺 本 義 勝 委員 木 庭 功 二 委員
筑 紫 るみ子 委員 田 中 敦 朗 委員
高 本 一 臣 委員 西 岡 誠 也 委員
議題・協議事項
(1)議案の審査(5件)
議第 18号「令和6年度熊本市一般会計補正予算」中、環境水道分科会関係分
議第 29号「同 水道事業会計補正予算」
議第 30号「同 下水道事業会計補正予算」
議第 31号「同 工業用水道事業会計補正予算」
議第 89号「損害賠償額の決定について」
午前 9時57分 開会
○三森至加 分科会長 ただいまから、予算決算委員会環境水道分科会を開会いたします。
この際、申し上げます。
各分科会における審査の分担等については、タブレットに掲載しておりますので、御承知おき願います。
本日の議事に入ります前に、執行部より発言の申出があっておりますので、これを許可します。
◎村上慎一 環境局長 御審議の前に1点おわびを申し上げます。
当局の職員が療養休暇期間中にもかかわらず、私的な宴会に参加していましたことから、1月31日付で停職10日間の懲戒処分を受けました。誠に申し訳ございませんでした。
不祥事の防止に向けて全庁挙げて取り組んできた中、このような不祥事が起きたことを重く受け止めております。一人の職員の不祥事が市政全体の信用を一瞬にして失わせますことから、引き続き職員に対しまして、公務員としての自覚を再認識することを徹底してまいります。
○三森至加 分科会長 発言は終わりました。
これより、本日の議事に入ります。
今回、当分科会において先議案件として審査を分担します議案は、補正予算4件、その他1件の計5件であります。
それでは、審査の方法についてお諮りいたします。
審査の方法としては、分担議案について説明を聴取した後、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○三森至加 分科会長 御異議なしと認め、そのように執り行います。
これより議案の審査を行います。
まず、議第18号「令和6年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。
◎戸澤角充 環境推進部長 議第18号「令和6年度熊本市一般会計補正予算」中、環境局分について御説明申し上げます。
環境水道分科会、環境局2月18日開催分の資料1をお願いいたします。
4ページ、全体資料194ページをお願いいたします。
令和6年度補正予算総括表でございます。
環境局所管分の一般会計の歳出でございますが、3億318万4,000円の減額補正を計上しております。これによりまして、補正後の額は188億8,048万6,000円となります。
続きまして、5ページ、全体資料195ページをお願いいたします。
繰越明許費補正について御説明申し上げます。
まず、項20清掃費、東部環境工場整備事業4億8,245万2,000円でございます。これは、機能維持事業の第2期基幹的設備改良工事において、昨今の半導体、電子部品等の供給不足の影響から、材料の納入に係る期間が長期化し、工事完了が困難になったため、繰越しを行うものでございます。
続きまして、埋立処理施設整備事業1,290万円でございます。これは、扇田環境センター下水道中継ポンプ更新工事の入札不調に伴い、契約締結が遅れたことで工程の見直しが必要となったため、繰越しを行うものでございます。
次に、廃棄物焼却施設解体事業5,616万2,000円でございます。これは、本市が宇城広域連合脱退後に発生する経費に関する負担金でございまして、宇城広域連合が宇城クリーンセンターの解体工事に伴う土壌調査について、県との協議に時間を要しており、年度内の解体工事の完了が困難となったため、繰越しを行うものでございます。
次に、項25環境保護費、脱炭素化推進事業1,853万2,000円でございます。これは、国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金を活用した熊本連携中枢都市圏の構成市町村における電力の脱炭素化などに要する経費でございまして、再エネ導入について、業者との協議に時間を要するなどの要因で年度内の執行が困難となったため、繰越しを行うものでございます。
繰越明許費の説明は以上でございます。
続きまして、債務負担行為補正について御説明申し上げます。
燃やすごみ及び紙収集運搬業務委託(令和6年度追加分)で、期間が令和6年度~令和7年度、限度額7,750万円でございます。これは、東部及び西部クリーンセンターで行っております燃やすごみ及び紙収集運搬業務につきまして、令和7年4月から、一部を民間委託へ移行するものでございます。
以上、債務負担行為補正について御説明を終わらせていただきます。
引き続き、それぞれの補正予算の内容につきまして、順次、担当課長が御説明申し上げます。
◎坂田文昭 廃棄物計画課長 歳出予算につきまして御説明いたします。
資料の8ページ、全体資料では198ページをお願いいたします。
まず、上段の左から3列目の区分でございますが、新規、復興、国補正、流用に分類し、該当する部分に丸印をつけております。流用につきましては、事業実施に当たり、予算流用を行い、執行した経費が含まれているものに丸印をつけております。
それでは、廃棄物計画課関連分につきまして御説明いたします。
中段の目の15じん芥処理費、総額4,931万5,000円の減額補正につきまして、主な内訳を御説明いたします。
1番の(植木町)塵芥処理費350万円の減額でございますが、植木町において委託している収集運搬業務の入札執行残による減額でございます。
3番の東部環境工場ごみ処理経費(政策)502万8,000円の増額でございますが、これは、特別高圧VCT入替えに伴う負担金の増加によるものでございます。
なお、2番の東部環境工場ごみ処理経費(経常)から同額を流用いたしております。
5番の東部環境工場機能維持経費304万6,000円の減額でございますが、これは、クレーン改修工事等に係る工事請負費の入札執行残でございます。
6番のごみ収集経費(政策)250万円の減額でございますが、クリーンセンターで使用する車両3台を購入した際の入札執行残でございます。
7番の宇城広域連合負担金4,036万9,000円の減額でございますが、これは、宇城広域連合ごみ焼却施設解体事業計画の変更等に伴う負担金の減額でございます。
次に、資料の9ページ、全体資料の199ページをお願いいたします。
上段の目の20特別清掃費、総額5,770万9,000円の減額補正につきまして、内訳を御説明いたします。
1番の指定収集袋製造等関係経費3,799万9,000円の減額補正でございますが、指定収集袋の製造等に係る業務委託の入札執行残でございます。
2番の家庭ごみ再資源化推進経費1,325万円の減額補正でございますが、家庭から排出された資源物やプラスチック製容器包装、乾電池などを再資源化するための収集・選別・加工等に係る業務委託の入札執行残でございます。
3番の埋立処理経費(経常)646万円の減額補正でございますが、主に扇田最終処分場浸出水の下水道放流について、当初想定しておりました放水量を下回ったことによる下水道使用料の執行残でございます。
説明は以上でございます。
◎田上真吾 浄化対策課長 同じく資料の9ページ、全体資料199ページの中段をお願いいたします。
目30浄化槽管理費、浄化対策課の1番、小型合併処理浄化槽設置費助成につきまして、6,060万円の減額補正を計上いたしております。これは、合併処理浄化槽やくみ取り便槽から合併処理浄化槽へ転換する場合に助成を行っておりますが、助成補助の申請が想定を下回ったことから、減額をするものでございます。
説明は以上でございます。
◎住谷憲昭 環境政策課長 資料は同じく下段、項25環境保護費、目10環境保護総務費につきまして、主なものを御説明いたします。
環境政策課1番、自然環境保全経費162万円の減額補正でございますが、これは、連携中枢都市圏3市町村と合同で実施しておりますアライグマの生息状況調査の入札残の決算調整でございます。
続きまして、次の10ページ、全体資料200ページをお願いいたします。
環境政策課3番、共同利用施設託麻東部会館管理運営経費の37万4,000円の増額補正でございますが、これは、当課所管施設であります託麻東部会館の屋上から雨漏りが発生したため、修繕を実施したものでございます。
次の4番、環境影響評価制度関係経費の46万5,000円の減額補正でございます。これは、アセス条例制定のための支援等業務委託の執行残の決算調整でございます。
なお、この経費に関連いたしまして、後ほど条例素案について、パブコメ意見への対応を御報告させていただきます。
説明は以上でございます。
◎兼平進一 脱炭素戦略課長 同じページの下段、脱炭素戦略課分の1番、熊本連携中枢都市圏重点対策加速化事業推進経費5,147万3,000円、3番、市有施設脱炭素化推進経費57万8,000円それぞれの減額補正を計上しております。これは、予算計上後に国の脱炭素移行・再エネ推進交付金の交付限度額が引き下げられたことにより、事業費を見直したことなどによる減額補正でございます。
説明は以上でございます。
◎古上藤治 首席審議員兼水保全課長 資料につきましては、同じ10ページ、全体資料200ページ、下段の網かけの部分になりますが、目25地下水保全対策費でございます。
それでは、次のページ、上段をお願いいたします。
主なものとしまして、2、白川中流域かん養推進経費762万8,000円の減額補正でございます。これは、水田湛水事業の実施面積が当初お申込みいただいた数よりも減少しましたことで、助成金を減額したものでございます。
続きまして、3、有機フッ素化合物対策経費12万4,000円の増額補正でございます。これは、有機フッ素化合物対策としまして、指針値超過箇所の継続監視及び原因究明など、職員により対応を進めてまいったところでございますが、今後は、調査及び対策を図るために、専門家の助言や意見をいただくための熊本市有機フッ素化合物対策専門家会議を設置しますことから、それに係る経費となっております。
説明は以上でございます。
◎近藤芳樹 環境総合センター所長 同じページ、中段を御覧ください。
目30環境総合センター費でございます。
一般検査経費(経常)で80万4,000円を増額補正するものです。これは、PFOS・PFOAの検査依頼が増加したことから、試薬等に係る経費である需用費を増額補正するものです。
説明は以上でございます。
◎住谷憲昭 環境政策課長 資料は次のページ、資料1-①を御覧ください。
環境影響評価制度におけるパブリックコメントの御意見を踏まえた条例素案修正についての御報告でございます。
地下水涵養の取組に関する規定につきまして、県条例と同様に市長が認めるときはアセス手続が不要になる場合があるとしておりましたが、本市が独自に導入したスクリーニングと同様の手続となる規定にしてもらいたいとの御意見でございます。
本件につきまして、前回委員会にて御報告さしあげましたとおり、本市法務部門、顧問弁護士、熊本県と協議・検討いたしまして、地下水涵養の取組を行うことが確実であるかどうかの判断については、専門家などの意見聴取を行った上で、スクリーニング手続にて判断することといたしました。
下に示します図表のとおり、条例素案では、事業計画の段階で市長の判断によりAの配慮書以降の手続全てが不要となりましたが、下段Bのスクリーニングにおいて、学識経験者と専門家で構成される審査会にて内容を審議いただき、その結果を踏まえて、市長が判断することとし、不要となった場合においても、Gの事後調査とHの報告書、こちらは提出を求めることといたします。
この統合案によりまして、制度が一本化され、明確になります。そして、より厳格でよりよい制度の構築につながったものと考えております。
説明は以上でございます。
○三森至加 分科会長 次に、議第29号「令和6年度熊本市水道事業会計補正予算」、議第30号「同下水道事業会計補正予算」、議第31号「同工業用水道事業会計補正予算」以上3件について一括して説明を求めます。
◎宮邊謙太郎 経営企画課長 私からは、議第29号「令和6年度熊本市水道事業会計補正予算」について、議第30号「同下水道事業会計補正予算」について、議第31号「同工業用水道事業会計補正予算」について御説明いたします。
環境水道分科会資料、青色の上下水道局の資料1をお願いいたします。
まず、水道事業会計補正予算でございます。
1・2ページは補正予算の議案でございますが、説明は3ページ、全体資料207ページの総括表で行います。
総括表の(1)収益的収支(3条予算)の補正額の欄でございますが、収益は6億9,466万2,000円の増額、費用は6億5,885万4,000円の増額、補正後の収益的収支差額は17億7,792万4,000円となる見込みでございます。
次に、下の(2)資本的収支(4条予算)の補正額の欄でございますが、収入は2,870万8,000円の増額、支出は2億925万4,000円の減額、補正後の資本的収支差額は、73億3,117万9,000円の不足となる見込みでございます。
なお、この不足額につきましては、下段に記載しておりますように、減災積立金等で補填する予定でございます。
次に、4ページ、全体資料208ページをお願いいたします。
内訳表でございますが、全般的には決算調整に基づくものでございます。まず1、収益的収支の水道事業収益の主な内訳でございますが、給水収益の増、能登半島地震応援経費の補助金等の増などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、6億9,466万2,000円の増額補正となるものでございます。
次に、5ページ、全体資料209ページの水道事業費用でございますが、人件費、動力費、支払い消費税などの決算調整に伴う増減額のほか、サンドブラスト事故の補償金1,932万9,000円、公務災害見舞金の災害補償費669万円を計上しました結果、6億5,885万4,000円の増額補正となるものでございます。
次に、6ページ、全体資料210ページの2、資本的収支の資本的収入でございますが、下水道等自宅工事負担金の増などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、2,870万8,000円の増額補正となるものでございます。
次に、7ページ、全体資料211ページの資本的支出でございますが、人件費、工事費などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、2億925万4,000円の減額補正となるものでございます。
以上が水道事業会計でございます。
次に、資料2をお願いいたします。
下水道事業会計補正予算でございます。
1~3ページは補正予算の議案でございますが、説明は4ページ、全体資料215ページの総括表で行います。
総括表の(1)収益的収支(3条予算)の補正額の欄でございますが、収益は4億4,545万円の増額、費用は2億2,775万8,000円の増額、補正後の収益的収支差額は11億4,575万7,000円となる見込みでございます。
次に、下の(2)資本的収支(4条予算)の補正額の欄でございますが、収入は1億5,486万8,000円の減額、支出は2億3,201万円の減額、補正後の資本的収支差額は86億3,015万7,000円の不足となる見込みでございます。
なお、この不足額につきましては、下段に記載しておりますように、過年度分損益勘定留保資金等で補填する予定でございます。
次に、5ページ、全体資料216ページをお願いいたします。
内訳表でございますが、全般的には決算調整に基づくものでございます。
まず1、収益的収支の下水道事業収益の主な内訳でございますが、下水道使用料の増、能登半島地震応援経費の補助金の増、不正アクセス関連収入として、システム委託先からの補償金の増などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、4億4,545万円の増額補正となるものでございます。
次に、6ページ、全体資料217ページの下水道事業費用でございますが、人件費、動力費、支払利息などの決算調整に伴う増減額のほか、宇土市の施設維持管理負担金980万7,000円、システム委託先の不正アクセス対応関連費用159万9,000円などを計上しました結果、2億2,775万8,000円の増額補正となるものでございます。
次に、7ページ、全体資料218ページの2、資本的収支の資本的収入でございますが、国庫補助金の内示減、国の総合経済対策に伴う増、雨水事業の一般会計補助金の減などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、1億5,486万8,000円の減額補正となるものでございます。
次に、8ページ、全体資料219ページの資本的支出でございますが、ポンプ場や処理場施設の改築工事に伴う国補正の増、施設の改築更新・耐震化など、通常分の減などの決算調整に伴う増減額を行いました結果、2億3,201万円の減額補正となるものでございます。
次に、9ページ、全体資料220ページの債務負担行為でございます。
まず、追加分の公共下水道築造事業(雨水)(令和5年度施設分)(令和6年度追加分)ですが、令和5年度当初予算で計上しました債務負担行為につきまして、地盤改良工事等の見直しに伴う事業費の増額、期間の延長が必要となったもので、期間は令和7年度~令和9年度まで、限度額8億4,327万円でございます。
次に、変更分の公共下水道築造事業(雨水)(令和6年度施設分)ですが、土木建築工事の遅れによる期間の延長が必要となり、令和8年度までの期間を令和9年度までに変更するものでございます。
なお、限度額に変更はございません。
以上が下水道事業会計でございます。
次に、資料3をお願いいたします。
工業用水道事業会計補正予算でございます。
1ページは補正予算の議案でございますが、3ページ、全体資料225ページの内訳表をお願いいたします。
工業用水道事業費用でございますが、収支均衡の予算とするため、営業費用と特別損失の予算の組替えを行うものでございます。
以上が工業用水道事業会計でございます。
令和6年度補正予算の説明は以上でございます。
○三森至加 分科会長 次に、議第89号「損害賠償額の決定について」の説明を求めます。
◎島村幸一 水道維持課長 私の方からは、その他の案件といたしまして、議第89号「損害賠償額の決定について」を御説明いたします。
環境水道分科会資料、上下水道局分の資料4を御覧ください。
損害賠償額が1,932万9,000円でございます。
相手方は、西部瓦斯株式会社。
事故の概要ですが、令和4年9月11日、場所は熊本市東区長嶺東4丁目、託麻南小学校の東側になります。上下水道局が維持管理しております給水管からの漏水によりまして、サンドブラストが発生しました。このサンドブラストとは、噴き出した水が周辺の砂を巻き上げて、近接したガス管など他の埋設物に吹きつけ、やすりで削るように管に穴を開ける現象でございます。このサンドブラストが発生し、相手方が所有しておりますガス管に穴を開け、約2時間都市ガスが停止するという被害を与えたものでございます。このたび相手方との協議が整い、地方自治法及び地方公営企業法並びに条例に基づき、市議会の議決を求めるものでございます。
緊急工事経過観察等を含めました総額は6,443万816円となり、そのうち上下水道局負担分が3割、相手方が7割負担することとなりました。損害賠償の支払いの後は、水道賠償責任保険にて全額補填することとしております。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○三森至加 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆西岡誠也 委員 繰越明許の関係で、扇田環境センターについて、業者が決まらなかったというようなことだったですけれども、工事ラッシュの時期だったのか、設計の金額が安かったのか、その辺が分かればちょっと教えてもらいたい。
◎伊藤暢章 環境施設課長 入札不調に至った原因といたしましては、私どもが設定しました工期、期間がちょっと長かったということで、応札する業者がいなかったということでございます。
以上でございます。
◆西岡誠也 委員 時期的にはいつぐらいだったんですかね。
◎伊藤暢章 環境施設課長 募集をかけましたのは12月になります。入札自体は2月になります。
以上でございます。
◆西岡誠也 委員 ということは、工期としては3月までだから、2か月ぐらいだったんですかね。
◎伊藤暢章 環境施設課長 当該案件工事は債務負担行為を昨年設定しておりまして、今年、来年の2か年の工事というふうに設定しておりました。
以上でございます。
◆西岡誠也 委員 分かりました。
工期が短いわけではなくて、なかなか業者が決まらなかったということでありますから、思っていたのとちょっと違うなというふうに思いますけれども、業者が決まればうまくいくのかなと思いますので、よろしくお願いします。
◆筑紫るみ子 委員 環境の資料1の11ページ、水保全課にお聞きします。
白川中流域かん養ですね。予定より実施面積が少なくなったということですけれども、どのくらいの予定があって、どのくらい少なくなったのか、原因まで分かれば教えていただきたいと思います。
◎古上藤治 首席審議員兼水保全課長 ただいま御質問いただきました白川中流域の湛水の実績等につきまして御説明申し上げます。
まず、予算上、そもそも予定しておりましたのが、588ヘクタール、涵養量でいいますと1,940万立米を当初予定しておりましたところ、実際、実績としましては525ヘクタール、涵養実績で1,732万立米ということで、それぞれ63ヘクタールの減少、そして、208万立米の減少ということになっております。
この原因につきましては、実際取り組んでいただいています営農推進協議会の方にもちょっと聞きましたところ、やはり主に大体作られている作物というのが、今回過去最高という御案内を前回さしあげたと思いますが、かなり大口の農家さんが今回帰ってきていただいたような状況もございまして、その方々も含めまして、飼料用米、家畜等の餌になるような米ということで、そういったものが結構営農に資するということで、やられているところが多かった。
その飼料用米の作付が多いということと、基本的に湛水事業というのは5月~10月の期間、作付されている期間の前後で湛水をやる形になるんですが、特に後の方で、御承知のとおり米と同じで刈り入れがあります。それを別のところに持っていって、精米とまではいきませんけれども、餌になるような加工をされるということで、別の業者さんが入られるそうです。ですから、刈り取る業者、その後その刈り取ったものを運ぶ業者があるということで、それぞれのスケジュールが予定よりもちょっと遅れてしまったという話を聞いております。そもそもの湛水期間が、大体半月とか1か月に満たない期間でやるような予定にはなるんですが、それがどうしても期間的に、湛水に至るような期間が設けられなかったということで、やむを得ずそこがやめられたというところがあったみたいです。そのように聞いております。
以上でございます。
◆筑紫るみ子 委員 ありがとうございました。
今回だけということで、次回からまた少し補正というか、そういうことでできるようになるような指導というか、そういうものをされるんでしょうか。
◎古上藤治 首席審議員兼水保全課長 この辺につきましては、どうしても農家さんだけではといいますか、先ほど申し上げましたとおり、間に入る業者の方のスケジュール感というのも出てきますので、なかなか思いどおりにいかないところはあると聞いております。なるべく手を挙げた分といいますか、申請した分はやりたいというお気持ちは、農家さんも含めてあられるんですが、そういう状況があるということは、ちょっと我々もやむを得ない部分はあるかなと考えております。
以上でございます。
◆筑紫るみ子 委員 ありがとうございます。
都合はとてもよく分かるし、やまやまですけれども、それでも、今後少なくなっていく地下水保全のためには、そこら辺も少し頑張って言っていただけるようにお願いしたいかなと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
以上です。
○三森至加 分科会長 ほかにありませんか。
◆田中敦朗 委員 9ページの浄化対策課の小型合併処理浄化槽設置費助成なんですけれども、8,762万7,000円の補正前のところから6,060万円の減額というところで、もうほぼ市内においては、合併処理浄化槽が設置できたから減ったのか、それとも、御案内が足りなかったのか、ちょっとそこら辺の減額の大きさがちょっと釈然しないので、御説明いただければと思います。
◎田上真吾 浄化対策課長 転換の助成ということで、予算的には100基の転換を目標に予算を確保しているところでございます。今年度につきましては、現在32件の申請をいただいて、今転換の方を進めていただいているところでございます。
まだ単独浄化槽というのが市内に約6,000基ほど残っているというところで、転換を進めていく必要性は感じているところでございます。ただ、委員御案内のとおり、まだ周知が足りていない部分は少なからずあろうかと思っております。近年は単独浄化槽のうち、老朽化が進んでいるところ、もしくは近隣で実際に転換をされた地域などで、いわゆる口コミなどの効果もあるということを確認しておりますので、そういったところに職員が出向きまして、こういった転換補助金の御案内を継続的にやっていきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
◆田中敦朗 委員 100基を予定していて、32基しかできていないというのは、やはり執行機関である熊本市として、大変よろしくないというのは、もう課長は十分御存じとは思うんですけれども、ちょっと信じられないというか、しっかりしていただきたいなというのはあります。50基を予定して32基なら分かるんですけれども、6,000基を今後変えていかなくてはいけないということだったら、100基だったら60年かかるわけではないですか。であれば、やはり浄化対策課としては、8割ぐらい目指して、できれば10割できるようにということをやっていくための準備をした上で1年間臨んで、それが適正に執行されるような努力をしていただかないと、我々予算を議決した議員としては、追及せざるを得なくなってしまうんですよね。
ですので、来年も同様の100基を目指して予算を獲得されているでしょうから、来年がまた30基とか40基という話になれば、環境局全体が何をしていたという話になってしまいますので、これに関しては、次年度、この結果を基に、確実に目標達成に向けて数字を出していただくようにお願いだけはしておきます。
以上です。
◆寺本義勝 委員 今、単独浄化槽が6,000基あるという話だけど、その6,000基というのは、上下水道局が関係するけれども、下水道整備計画との整合性はどうなっているの。まだ未整備区域の中に6,000基が残っているの。それとも、整備はもう済んでいる中に単独浄化槽が6,000基も残っているの。どうなのかな、それは。
◎田上真吾 浄化対策課長 市内で今、約8,000基余り単独処理の浄化槽が残っておりますけれども、下水道の計画外につきまして、1,700基がおおむね単独浄化槽で残っているというところです。
◆寺本義勝 委員 では、8,000基あって1,700基だけが計画外でしょう。ということは、残りの部分は合併処理浄化槽の補助金を組まないで下水道を接続させないといけない、そういう意味だろう。だから、あと千何百件ということだ。通常の年であれば、年明けたら合併浄化槽の補助金を申請しても、補助金はもうないですというのが今までの事例だったのよね。だから、業者さんに頼むと、いや、年明けたら補助金は残ってないんですよねというように業者さんから言われて諦めていたんだけれども、今年は6,000万円落とすということなので、ただ、6,000万円落とすんだけれども、熊本市の下水道計画と合併処理浄化槽の計画の整合性を取ってから、予算も進めないといけないし、広報や周知不足というけれども、広報や周知不足ではないよ、行政の指導不足だ。もう下水道が来ている6,000件近く、8,000件のうちの1,700件以外は全部下水道につながせないといけない。でないと、上下水道局は何のために整備したのという話になって、逆に今度は、合併処理浄化槽の補助金をやっても、下水道が来てしまったらわざわざお金出してみんなつながないよ。100%補助ではなく一部補助だから、もう合併処理浄化槽に転換して、その後に下水道整備してもらっても、また接続費用がかかるだけだから、接続にはつながっていかないので、上下水道局と浄化対策課と、やはり緻密に連携した政策をしていかないと、それぞれにこっちは補助金を設定しました、こっちは整備をしていきますだったら、費用の無駄遣いになると思うので、今1,700基って言ったけれども、1,700基をどうしようと思っておるのかと、新年度予算の検討があるから、そのとき質問します。
以上です。
◎田上真吾 浄化対策課長 まずは、下水道がもう既に整備済みの区域についても、当然まだ一部単独浄化槽なり、合併処理浄化槽も含めて残っている部分につきましては、上下水道部局と連携しまして、下水道への接続促進を行っていきたいというふうに考えております。
また、今、補助対象につきましては、転換に関しての補助をやっております。かつ対象区域が下水道の整備されない区域、さらには計画されていても、7年以上まだ下水道の整備にかかる区域というのを限定して、補助対象区域としておりますので、近々もう下水道が整備されるというところについては補助対象外としておりますので、すぐ来るからというところでの、整備されるところの補助金の無駄遣いというところにつきましては極力ないように、上下水道局と連携して対応しているところでございます。
以上でございます。
◆寺本義勝 委員 話は、7年以内に来るところは補助対象外でしょうというけれども、今度は、それを言い出すと、また土地利用規制も大きく絡んできて、浸水エリアを指定しているよな。浸水エリアがあったら、当然浸水エリア外に宅地開発は誘導するわけだけれども、ただ、そこに下水道が来るかどうかというのは、下水道も今だんだん補助がなくなって予算が毎年減ってきている。だから、整備のスピードは落ちていると思うんだけれども、7年というのが何を根拠に7年というのかというところがあって、その辺のバランスの問題だと思うけれども、もちろん計画区域の補助は対象にしないのは当たり前なんだけれども、ただ、計画区域といえども、いつ来るか、7年で本当に来るのか、3年ぐらいで来るならまだ我慢はできるけれども、では、分家住宅とかに、いや、下水道は7年後ぐらいに来ますから補助金は出しません、黙っときなはらんですかとは言えないわけだから、その辺を何かうまく、一般市民が納得できるような方向性を示してやらないと。いろいろ土地利用規制も絡むものだから、単独浄化槽対策だけでは解決できないけれども、上下水道局と浄化対策課、それから土地利用規制をかけているところと、やはり総合的に勘案して、計画をつくってもらわないと。それぞれの部署で、片方は認めたけれども、片方は補助はこないよと、下水道はまだ何年先か分からんよというような、それでは市民に対して失礼だから、その辺はきちんと整合性を持って、検討してやってほしいと思います。
以上です。
○三森至加 分科会長 ほかにありませんか。
◆木庭功二 委員 すみません、水道維持課長から最後御説明がありましたガス管の破損事故の損害賠償について、3点ほどお聞きします。
結果的には保険にて全額補填されたということなんですけれども、今回給水管の漏水によって、サンドブラストという現象が起きて、その下を通るガス管を破損してしまったというような事例かと思うんですけれども、そもそも、私、勉強不足で申し訳ないんですけれども、こういう給水管の漏水というのは、大体年間でどれぐらい起きているのかということと、今回ガス管が下に通っていたということなんですけれども、そういう給水管の下にガス管が通っているという状態はどれぐらいか、こういうケースは多いのかということと、これはすぐガス管が破損したというわけではなくて、一定の期間、漏水していた時間があったのかなというふうに思うんですけれども、漏水に対しての調査というのはどのようになっているのかという、その3点について、すみませんけれども、教えていただけたらと思います。
◎島村幸一 水道維持課長 まず、給水管の漏水の件数につきましては、年間に2,000件ほどございます。
それから、調査についてです。まず期間については、毎年漏水調査を実施しております。今回の事案については、漏水調査に入る前に発生しておりまして、その前の年にも調査を行っておりますので、そのときには漏水はなかったということでございますので、1年の間に発生しているということになります。
それから、ガス管と水道の給水管が交差する数でございますけれども、現在把握できているのが350か所ほどございます。これにつきましては、少しずつではございますが、事故の未然防止ということで、上下水道局の費用で徐々に更新を進めているところでございます。
以上となります。
◆木庭功二 委員 ありがとうございました。
今回のケースとは別なんですけれども、やはり埼玉県八潮市で下水道管の大規模な陥没事故が起きて、いまだ復旧のめどが立たないというような状況があります。様々なインフラの老朽化でありますとか、こういったガス管が下に通っているというようなケースも様々あるかと思いますので、本当に調査という部分で大変になっているかと思うんですけれども、しっかり今、重点的にまたガス管が下を通っているところは調査を行われているということでありますので、引き続きそういったケースをしっかり、今後また重点的に調査をしていただきまして、未然に防止できる分はしっかりしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
○三森至加 分科会長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三森至加 分科会長 では、ほかになければ、これをもちまして、環境水道分科会を散会いたします。
お疲れさまでした。
午前10時47分 散会
出席説明員
〔環 境 局〕
局長 村 上 慎 一 環境推進部長 戸 澤 角 充
環境政策課長 住 谷 憲 昭 環境政策課副課長 緒 方 美 治
脱炭素戦略課長 兼 平 進 一 首席審議員兼水保全課長
古 上 藤 治
水保全課副課長 赤 星 博 興 環境総合センター所長
近 藤 芳 樹
資源循環部長 下錦田 英 夫 廃棄物計画課長 坂 田 文 昭
廃棄物計画課副課長右 山 敬 基 環境施設課長 伊 藤 暢 章
事業ごみ対策課長 菅 本 康 博 事業ごみ対策課副課長
谷 山 祐 喜
浄化対策課長 田 上 真 吾 東部環境工場長 後 藤 滋
〔上下水道局〕
上下水道事業管理者田 中 俊 実 総務部長 江 藤 徳 幸
首席審議員兼総務課長 総務課副課長 西 田 一 也
岩 本 清 昭
経営企画課長 宮 邊 謙太郎 経営企画課副課長 山 下 豊
料金課長 福 島 勝 浩 料金課副課長 北 口 浩 之
給排水設備課長 坂 口 和 高 計画整備部長 藤 本 仁
計画調整課長 福 田 政 昭 計画調整課審議員兼技術監理室長
末 永 剛
水道整備課長 佐 藤 公 成 下水道整備課長 渕 上 弘 樹
下水道整備課副課長米 野 武 男 維持管理部長 角 田 俊 一
水道維持課長 島 村 幸 一 下水道維持課長 日 高 輝
下水道維持課副課長宮 本 和 彦 首席審議員兼水運用課長
河 田 誠 二
水運用課副課長 吉 田 浩 史 水運用課審議員兼水質管理室長
濱 野 晃
水再生課長 山 本 孝 壽
〔議案の審査結果〕
議第 18号 「令和6年度熊本市一般会計補正予算」中、環境水道分科会関係分
……………………………………………………………(審 査 済)
議第 29号 「令和6年度熊本市水道事業会計補正予算」……………(審 査 済)
議第 30号 「令和6年度熊本市下水道事業会計補正予算」…………(審 査 済)
議第 31号 「令和6年度熊本市工業用水道事業会計補正予算」……(審 査 済)
議第 89号 「損害賠償額の決定について」……………………………(審 査 済)