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熊本市議会議員 たなか あつお

熊本市議会議員 たなか あつお

2021年09月16日 教育市民委員会

令和3年第3回教育市民委員会

               教育市民委員会会議録

開催年月日   令和3年9月16日(木)
開催場所    教育市民委員会室
出席委員    8名
        田 中 敦 朗 委員長    日 隈   忍 副委員長
        西 岡 誠 也 委員     藤 永   弘 委員
        原     亨 委員     澤 田 昌 作 委員
        田 中 誠 一 委員     上 野 美恵子 委員

議題・協議事項
  (1)議案の審査(1件)
     議第 273号「財産の取得について」
  (2)報告案件(地方自治法第243条の3第2項の規定による)(2件)
     報第 27号「公益財団法人熊本市美術文化振興財団の経営状況について」
     報第 28号「公益財団法人熊本市学校給食会の経営状況について」
  (3)送付された陳情(3件)
     陳情第17号「「男女共同参画センターはあもにい」の運営及び予約制度の改善を求める陳情」
     陳情第20号「核廃絶・平和行政に関する要請」
     陳情第27号「小・中学校に無償で使える生理用品を継続的に配置することを求める陳情書」
  (4)所管事務調査

                            午後 1時00分 開会
田中敦朗 委員長  ただいまから教育市民委員会を開会いたします。
 なお、上野委員から資料配付の申出があっておりますので、タブレットに掲載しておきました。
 これより、教育委員会に関する議案の審査を行います。
 議第273号「財産の取得について」の説明を求めます。


◎上村清敬 健康教育課長  議第273号「財産の取得について」御説明いたします。
 資料は教-1を御覧ください。
 本議案は、卓上型全自動高圧蒸気滅菌器オートクレーブの取得について、地方自治法第96条第1項第8号及び熊本市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき市議会の議決を求めるものです。
 卓上型全自動高圧蒸気滅菌器オートクレーブとは、煮沸では殺滅することのできない一部の病原体についても高温、高圧の蒸気により殺滅することのできる機器でありまして、児童・生徒の定期健康診断等で使用する器具、歯鏡、鼻鏡、耳鏡等の滅菌に使用したいと考えております。これを1校に1台、計139台、価格3,516万7,000円で取得するものであります。
 相手方は記載のとおりであります。
 説明は以上となります。よろしくお願いいたします。

田中敦朗 委員長  以上で議案の説明は終わりました。
 これより質疑を行います。
 付託議案について質疑及び意見をお願いいたします。


◆上野美恵子 委員  購入なさることには賛成なんですけれども、そのオートクレーブの耐用年数と、それからこの滅菌をする機材を使い捨て方式のものというのを使用しようという検討はされたのかを教えてください。

◎上村清敬 健康教育課長  まず、耐用年数につきましては10年であります。
 使い捨ての器具との比較でありますが、使い捨てを購入した場合、歯鏡、鼻鏡、耳鏡を6万人の児童・生徒に使った場合、年間2,085万円かかると試算しております。このオートクレーブを3,500万円で購入した場合、10年間3,500万円で済むということになりますので、価格で比較しますと圧倒的に安く上がるということではありますけれども、当然手間はかかるということになります。
 以上です。

◆上野美恵子 委員  はい、分かりました。
 手間もかかるんですけれども、オートクレーブを使ったときは、滅菌した物のその管理とかをちゃんとしなければ滅菌しても何にもならないので、やはり使用の仕方とかきちんとした研修をして使わないと効果的にならないかもしれないから、導入に当たっては、そういう使われる方に対してきちんとしたマニュアルとか使い方とか注意事項とか研修等もなさったほうがいいかと思いますので、よろしくお願いいたします。

田中敦朗 委員長  ほかにありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり)


田中敦朗 委員長  ほかになければ、以上で付託議案に関する審査を終了いたします。
 これより、所管事務調査を行います。
 報第28号「公益財団法人熊本市学校給食会の経営状況について」の説明を求めます。


◎上村清敬 健康教育課長  報第28号「公益財団法人熊本市学校給食会の経営状況について」御説明いたします。
 資料は教-2を御覧ください。
 はじめに、令和2年度の決算に関する書類について3点御説明いたします。
 まず、1点目、令和3年3月31日現在の貸借対照表でございます。
 資産の部は、流動資産及び固定資産の合計額で、3億9,551万5,492円となっております。流動資産の内訳及び固定資産の内訳は記載のとおりでございます。負債及び正味財産の部は、流動負債、固定負債、正味財産の合計額で、資産の部と同額となっております。
 次に、2点目、令和2年度の決算に伴う正味財産増減計算書について説明いたします。
 まず、公益目的事業会計についてですが、支出内訳は、学校給食用物資代金、臨時休校に伴う事業損失補てん補償金、事業者支援事業費、人件費、その他の事業費並びに退職給付引当金繰入額等となっており、経常費用計が28億9,151万2,283円となっております。収入内訳は、学校給食用物資共同購入代として熊本市からの物資代、受取負担金、受取補助金、業務委託料等となっており、経常収益計が29億8,509万8,632円となっております。
 次に、法人会計についてですが、支出内訳は、人件費、その他法人運営に必要な経費となっており、経常費用計が144万6,083円となっております。収入内訳は、基本財産運用益、業務委託料等となっており、経常収益計が144万6,083円となっております。
 続きまして、3点目、令和2年度の事業実績について説明いたします。
 まず、1の学校給食用物資の供給事業につきましては、安全で良質な給食用物資を定例に安定供給することを目的として、記載の事業を実施しております。
 2の学校給食の普及奨励・食育推進事業は、学校給食用物資の生産地視察など実施しました。
 3の学校給食の実施に必要な調査・研究事業は、学校給食用物資検討委員会の開催及び納入組合代表者ヒアリングを実施しました。
 4のその他の事業といたしましては、市産品導入の推進、地産地消などを実施いたしました。
 次に、令和3年度の事業計画について説明いたします。
 1の学校給食用物資の供給事業といたしましては、物資購入委員会の開催など記載の事業を実施してまいります。
 2の学校給食の普及奨励・食育推進事業といたしましては、登録業者工場視察研修会の開催など記載の事業を実施してまいります。
 3の学校給食の実施に必要な調査・研究事業といたしましては、学校給食研究協議大会等への参加など記載の事業を実施してまいります。
 4のその他の事業といたしましては、特別栽培(減農薬)・エコファーマー農産物導入の推進など記載の事業を実施してまいります。
 最後に、令和3年度予算について説明いたします。
 まず、公益目的事業会計についてですが、収入の部の事業収益や共同購入物資代として、学校給食の物資代金収益が32億3,457万円となります。受取負担金は、国立の小学校や特別支援学校からの受取学校負担金が90万円、学校給食の普及・充実のために熊本県学校給食会から交付される受取事業共済負担金が30万円です。業務委託料は、熊本市からの委託料で3,477万3,000円です。雑収益は、伝票売上代等の10万円となります。受取補助金、特定資産取崩収入はございません。よって、令和3年度公益目的事業会計の経常収益の合計は32億7,064万3,000円となります。
 支出の部について説明いたします。
 学校給食用物資の供給事業及び食育推進の事業のために要する事業費となり、経常費用の合計が32億7,145万5,000円となります。内訳は、共同購入による学校給食の物資代金が32億3,457万円、人件費が2,913万5,000円、賃借料、租税公課等の食育推進事業に係るその他事業費が775万円です。
 次に、法人会計について説明いたします。
 収入の部の法人運営に伴う経常収益の合計は176万3,000円となります。内訳は、基本財産運用益が56万5,000円で、これは基本財産1億円の利息収入です。業務委託料は、熊本市からの委託料で119万7,000円です。雑収益は預金利息が1,000円です。
 支出の部は、人件費と賃借料、租税公課等の公益財団法人の運営に係る管理費で、経常費用の合計が176万3,000円となります。
 報告は以上でございます。

田中敦朗 委員長  次に、執行部より申出のあっております報告5件について、順次説明を聴取いたします。

◎中元正人 教育政策課長  資料は教-3をお願いします。
 令和3年度熊本市教育委員会事務事業点検評価報告書、令和2年度分について御説明いたします。
 下のページで1ページをお願いいたします。
 この報告書は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき、教育委員会が毎年その権限に属する事務の管理及び執行状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、議会に提出するとともに公表することが規定されております。加えて、点検及び評価を行うに当たり、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとされております。これらに基づきまして、今年度は7月2日に会議を開催したところでございます。
 最下段に記載しておりますが、学識経験者としまして、放送大学熊本学習センター、古賀倫嗣客員教授、崇城大学総合教育センター、岩本晃代教授、熊本市PTA協議会、高梨沙織部会長の3名の方に御就任いただき、諸検討をいただきました。
 それでは、評価報告書の内容について御説明いたします。
 説明に当たりましては、時間の都合上、学識経験者からいただきました御意見等を中心に主なものを御説明いたします。
 2ページ~10ページにつきましては、教育委員会の活動状況について記載しております。それらに対する学識経験者の令和3年度の意見を11ページ下段にまとめてあります。
 主な意見としまして、「令和2年度は、新型コロナウイルス感染症に伴う「学校一斉臨時休校」とともにスタートしました。その中で、教育委員会として休校期間中の「確かな学力」保障のためのオンライン授業の推進、教職員の働き方改革等、多様な教育課題に取り組まれたことに敬意を表したいと思います」という意見や、12ページ上段になりますが、「教員の働き方改革については、まだ全体的に課題はあるようですが、教育委員会の活動状況については評価できると思います。特に、学校徴収金のシステム管理の導入は、教員が本来の業務に専念するためには必要不可欠なもので、大変有意義だと考えます。また、学校行事の精選も進んでいるようですが、時代の流れに沿いつつも、地域社会とのつながりを重視した各学校の伝統的な行事の継続にも留意し、教育的効果を第一義として、行事のための行事にならないよう、さらなる精選を期待します」との御意見をいただきました。
 次に、15ページ以降は、教育委員会の施策について熊本市教育振興基本計画の基本方針ごとにまとめております。
 基本方針(1)の主体的に考え行動する力を育む教育の推進についての意見としまして、24ページにまとめております。
 学識経験者からの意見としまして、「ICTの活用については、熊本市は全国的にも先進的であり大変評価できると思います。この取り組みを「自ら学びに向かう力」へと結びつけていくことが重要であり、今後の教育的課題であると考えます。また、新学習指導要領における小学校での外国語の教科化とプログラミング教育の必修化によって、教員の指導力向上が喫緊の課題であると思います」との御意見や、「「子どもフォーラム」のことについて、「子どもの主体性」、「言語活動の充実」、さらには「意見表明」を行う活動は重要な意義を持っていると思います。現在、熊本市教育委員会が進めている「校則・生徒指導の見直し」に関しても子ども自身の責任ある検討過程の実現のためにも効果的です。中学校での開催実績が少ないため、多くの中学校で開催できるような取組の改善が求められます」との御意見をいただきました。
 次に、基本方針(2)、子ども一人ひとりを大切にする教育の推進についての意見について、30ページの下段をお願いいたします。
 一番下の枠内ですが、「「熊本市体罰等審議会」の設置及び実施は、人権教育に力を入れている熊本市の取り組みとして大変評価できます。認定には難しい判断も多いと推察されますが、全教職員の意識改革とともに保護者・地域住民との信頼関係の構築が、体罰・暴言等の根絶への基盤になると考えます。事例集の作成等、今後の活動に期待しています」との御意見や、31ページ上から3つ目の枠ですが、「コロナ禍の背後にある子どもたちの生活の実態を丁寧に把握する必要があると思います。例えば、保護者と過ごす時間が長くなったことによる虐待の問題が指摘されていますが、インターネットや性と生命の問題など、子どもたちを取り巻く環境は多岐に渡ります。これからも子どもたちをしっかり見守ることが一層必要な時代だと思います」との御意見をいただきました。
 次に、基本方針(3)、最適な教育環境の整備についての意見について、37ページに記載しております。下から2つ目の枠内ですが、「「最適な教育環境の整備」を基本方針の文言とされる以上、「学校の第三者評価」は極めて重要な課題です。今後は、「地域学校協働本部活動」等、新しい時代の「地域と学校の連携・協働」を踏まえた取組の推進について、教育委員会における御審議を期待します」との御意見をいただきました。
 最後に、基本方針(5)、多彩な学習機会の提供と創造についての御意見としまして、46ページをお願いします。
 下から2つ目の枠内ですが、「学校用図書館カードで電子図書館の利用が出来るサービスを拡充したことについて、読書活動の推進とともに、調べ学習が進む等「自ら学ぶ力」の育成にもつながったと考えます。更なるコンテンツの充実等を期待します」との御意見をいただきました。
 以上、学識経験者の皆様からの様々な御意見、御提案を踏まえ、この報告書を調製しております。
 事務事業点検評価報告書の説明は以上となります。よろしくお願いいたします。

◎松永直樹 学校改革推進課長  資料は教-4をお願いいたします。
 教-4、千原台高等学校・総合ビジネス専門学校改革について、現在の検討状況を御報告いたします。
 千原台高等学校及び総合ビジネス専門学校におきましては、6月に基本計画を策定し、令和5年度の開校に向けて取組を進めております。
 まず、資料のⅠの①、各校の教育課程編成方針等でございますが、学科名につきましては現在仮称であることから、生徒も交え、決定に向け協議を行ってまいりたいと考えております。
 次に、教育理念、教育課程編成方針及び教育課程(案)につきましては、記載の内容で整理しておりますが、詳細につきましては後ほど学校別に御説明いたします。
 2ページを御覧ください。
 ②の本年度の協議状況でございますが、各校の校長等も参加しました検討会議において全体的な協議を、専門部会において課題ごとの協議を行っております。また、各学校でも生徒の代表等を交えながら、それぞれに活発な御議論を行っていただいているところです。
 次に、③の有識者等からの助言につきましては、記載の方々からアドバイスをいただき検討に反映させているほか、先進的な取組を行っておられる民間団体や本市関係部局の協力も得ながら検討を進めております。
 次に、3ページを御覧ください。
 千原台高等学校の教育課程(案)でございます。教育理念は、情報やビジネス、スポーツに関する高い専門性を有するスペシャリストを育成するとし、人材育成の方向性は、それぞれの専門性を生かし、地域の活性化を担う人材の育成等を掲げ、学科の概要や特色を表のとおり整理しております。
 4ページを御覧ください。
 教育課程編成におきましては、必履修科目を含めました全ての科目において、探究的な学習を推進することや、専門科目、探究学習の充実等を掲げております。それらを反映いたしましたコース、学科ごとの教育課程(案)は記載のとおりで、表の括弧内の数字は1週間当たりの授業時数を表しております。
 薄い黄色の部分はどの高校でも必ず設ける必要がある必履修科目、緑の部分が専門科目でございます。薄いピンクの部分は探究学習であり、これまで各学年週1時間行っていたものを2時間に増やすことで、生徒の興味関心や多様な進路選択に応じ学ぶことができるよう企画しており、この点は大きな特徴となるものと考えております。専門科目につきましては、学科、コースの特徴に合わせそれぞれ設定しております。
 情報ビジネス探究科(仮称)につきましては、主に情報処理等に関する授業を行う情報探究コース(仮称)と、主に商業に関する授業を行うビジネス探究コース(仮称)を2年次から選択できるようしておりますが、いずれのコースにおきましても、簿記等の資格取得につきましてはこれまで以上に取り組めるよう時数を設定しております。
 スポーツ探究科(仮称)につきましては、専門科目の中で健康や医療に関する分野も学ぶほか、必履修科目として体育の授業もございます。また、コースを問わず論理国語等、探究的な学びを行っていく上で必要となる科目を新たに設け、それを大学入試における小論文対策や就職試験等にも生かすことができるようつなげてまいりたいと考えております。
 なお、5ページには現在の教育課程を参考として記載しております。
 6ページを御覧ください。
 これら探究的な学びを進めていく上での活動内容を例示したものですが、このような学年ごとの整理を基に、学校においてどういった設定が望ましいのか、議論をさらに進めてまいりたいと考えております。
 7ページを御覧ください。
 総合ビジネス専門学校の教育課程(案)でございます。
 教育理念として、起業家育成を柱に、新たな時代に対応したビジネス教育を行う学校、人材育成の方向性として、起業家精神を持ち、社会で長く活躍できる人材の育成、地域に新たな価値を創造する人材の育成等を掲げ、学科の概要や特色を表のとおり整理しております。
 8ページを御覧ください。
 具体的な教育課程(案)を記載しております。
 表の上段部分に記載しております起業家育成関連科目に魅力ある科目を設けまして、それを基点といたしまして、表の下段、緑の部分でございますが、会計、情報、観光等に係る選択科目を用意し、また、これまで同様、資格取得にも十分に取り組めるカリキュラムとすることで、学び直しを含めました生徒の多様な進路選択に対応できるよう、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。
 なお、表の枠外に記載しております夜間に開設する部分につきましては、基本となります昼間の教育課程を固めた後に開講期間等を含め検討することとしております。
 最後に、今年度の主なスケジュールについてでございますが、教育委員と生徒等との意見交換会を本日夕方に予定しておるほか、教育課程の検討をさらに生徒や教職員とともに進め、本年第4回定例会にての報告を経て、来年の第1回定例会におきまして関係条例案の改正案を上程したいと考えております。
 以上、よろしくお願いいたします。

◎城野実 必由館高等学校長  必由館高等学校改革についてです。
 教-5が資料になります。教職員、生徒、同窓会がそれぞれの立場で検討していったことの報告をするものになります。
 まず、教職員の案として、改革の必要性は認識していますが、幾つか提案があります。まず、1つ目は、スケジュールについてですが、高校の場合、令和4年度入学生から年度進行で学習指導要領が新しくなっていきます。今年度、教科書検定で1年生用の教科書は終わりましたが、数Ⅲなどの教科書検定は次年度行われます。原案のその他の学科の場合、探究に関する学校設定科目を25単位分作成する必要がありますが、教科書の見本もなく、授業計画を立てることがとても厳しいスケジュールになるので、少なくともあと2年、時間をいただけないかという提案になります。
 そのほかにも、新しい学習指導要領で実施される最初の大学入試大綱が令和5年6月に公表になります。それを踏まえて各大学から共通テストの利用時の科目が決定する状況になります。それを踏まえて教育課程を決定することになりますので、時間が欲しいということになります。
 2つ目が学校の規模についてです。現行1,080人の定員が630人の定員になり、450人程度の削減になりますが、これが保護者会費ですると4,500万円程度の減額になります。すると、通常の学校の運営費や受益者負担になっているエアコンの修理費や電気代を含めた施設管理維持費も厳しい状況になります。少人数指導と学校規模維持を両立できる生徒数に段階的にしていかれないかというのが学校の案になります。
 具体的に、教育理念については、地域理解を深める探究学習を中心に、文武両道の校風のもと、多様な個性を尊重しながら、主体的・探究的に学ぶ生徒を育成していきたいと思っております。学科・設置形態については、今年度から普通科の分類で新たな普通教育を主とする学科の設置が認められました。これについては、地域に関する探究学習を6単位にするということが条件になっております。
 国際コースは、発展的に解消で、全てのコースで例年行われていた海外からの視察時の交流事業、昨年度参加した国際会議や今年度実施している台湾大学との交流授業への参加を全コースで呼びかけていきます。
 総合探求コース(仮称)については、市役所とタイアップしながら地域の課題について市役所職員に学び、解決策を提案していくような探究学習を考えております。
 芸術コース(仮称)については、総合探求コースの取組に加え、現在市民病院をはじめたくさんの施設に本校生徒の美術、書道作品が展示されており、施設の方々と新たな取組ができないかと考えております。具体的には、音楽系で老人ホームへの生徒の慰問とか、そういうものを交えた探究を考えております。
 服飾デザインコースについては、生活デザインコース(仮称)に変更し、衣食住に関する学びを深めていきたいと考えております。現在、家庭クラブでささえりあとタイアップしている独居老人慰問などを地域の課題として、今後取り組んでいきたいと思っています。
 3番の併設中学校の新設検討については、改革による高校の特色が明らかになった後に、答申にもあるように改めて設置ニーズの詳細調査等を検討していただいた上での実施をお願いしたいと思っております。
 裏面を御覧ください。
 生徒の意見ですけれども、生徒は、アンケートの結果から言えば、抜本的な改革を望んでおらず、本当に今の必由館高校が大好きなので、1番、2番であるように、附属中学校の必要性について現状のまま高校のみで良いという形になっていますけれども、生徒もやはり探究学習の時間については、現状よりもっと増やすべきだという意見もたくさん出ております。校則については、昨年度から校則の見直しの中に生徒も主体的に参画しておりますので、このまま学校と一緒に参画していきたいという意見が多くなっております。
 同窓会の意見としまして、改革案の趣旨・方向性については概ね賛成であると。ただ、中高一貫化については反対ですと。生徒数の減少によって部活動が衰退し、学校の活力がなくなるのではないかという不安を持たれています。今まで、野球部からはプロ野球選手が4人出たこと、バレーボール部からは今年の東京オリンピックに自転車競技に種目変更して出場していたり、サッカー部はフットサルのワールドカップの日本代表に今年なっています。美術部からも、二科展の審査員が出ていたり、この必由館の110年の伝統からくるもので、同窓生の誇りになっているのも事実です。具体的な学科やコースについては、時代の流れもあり、教育委員会や先生方、専門家のお考えを聞きながら一緒に検討させていただきますというのが同窓会の意見になっております。
 今後のスケジュールとしては、来週21日に教育委員さんと生徒の意見交換会があります。それを踏まえて、学校の案を10月中にまとめられればと思っております。次の定例教育委員会会議と教育市民委員会に学校の案を次回報告できればと思っております。その後は、教育委員会と話合いながら、基本計画の素案を3月議会のときに報告ができればと思っております。
 報告は以上です。

◎松永直樹 学校改革推進課長  資料は教-6をお願いいたします。
 市立幼稚園における特別支援教育等に関する検討委員会報告について御説明いたします。
 本検討委員会では、特別な教育的支援を必要とする子供の増加や、市立幼稚園の現状と課題等を踏まえまして、市立幼稚園の役割を明確にした上で、特別支援教育の充実を中心とした今後の在り方や運営方法等についてそれぞれ専門的なお立場から御提言を賜りました。
 まず、第1に、市立幼稚園が担う役割でございますが、本市の教育振興基本計画の基本理念の実現向け、自分自身やあらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら社会的変化を乗り越え、持続可能な社会の創り手となるための基礎を培うために、熊本市全体の幼児教育の振興を図っていくことと整理されました。
 次に、2の具体的な取組内容を御覧ください。
 1項目の特別支援教育の充実についてですが、熊本市ならではの取組として実績のある2つの通所型の教室、発音などの課題の改善を図る「ことばの教室」と、集団参加や人との関わり方に対応いたします「あゆみの教室」につきましては、ニーズが非常に高い現状を踏まえまして、両教室を市立幼稚園全園に設け、さらに地域的な偏在を解消することを目的といたしまして、全ての区に、例えば、小学校の空き教室等を活用するなどして設置することで、通所を希望する全ての幼児を受け入れることができるよう量的、質的な拡充を段階的に図る必要があるなどの御提言をいただいております。
 その他、幼小連携の推進、幼稚園教諭等の資質向上、家庭教育支援の充実等につきまして、それぞれ御提言をいただいております。
 次に、2ページの項目4に記載しております今後のスケジュールでございますが、本報告を基に幼稚園基本計画の素案作成に取りかかり、本年度中を目標に幼稚園基本計画を策定したいというふうに考えております。
 なお、報告書概要及び全文を別冊1として添付しております。
 以上、よろしくお願いいたします。

◎田口清行 青少年教育課長  金峰山少年自然の家整備基本計画につきまして、教-7等の資料で報告させていただきます。
 金峰山少年自然の家の再建に向けて、支援施設の整備基本計画を本年8月に策定いたしました。策定に当たりましては、6月~7月にかけて基本計画素案に対してのパブリックコメントを実施しまして、市民の皆様からの御意見等を踏まえ、修正等を行ったところでございます。
 別冊2の、48ページ以降にパブリックコメントの資料を載せておりますけれども、その内容等について幾つか説明いたします。
 まず、教-7で概要は載せております、パブリックコメントの実施状況につきまして説明いたします。
 意見の提出状況は、21名の方から75件の御意見をいただいております。御意見を踏まえて補足修正したものが21件、趣旨を既に記載しているものが10件、説明・理解を求めるものが9件、今後の整備、運営の参考とするものが35件ありました。これらの御意見を踏まえまして、主な修正点を御報告させていただきたいと思います。
 別冊2の資料を使いまして説明させていただきます。
 まず、5ページをお願いいたします。
 第Ⅰ節、はじめにの1、背景と目的の中に、現在の小中学校の集団宿泊教室が県内の青少年教育施設で実施されていることを追記しております。
 次に、23ページをお願いいたします。
 第Ⅲ節、施設整備にあたっての考え方の1、施設整備にあたっての課題・留意事項、3つ目の運営についてでございます。宿泊、日帰り利用だけでなく、休憩等の立ち寄り利用もできるよう検討すること。また、社会教育専門家や野外活動指導者の配置等により、施設機能の効果的な運営を検討することなどを追記いたしました。
 次に、25ページをお願いいたします。
 2のSDGsへの取組ということで、具体的な取組事例を追記しております。本事業の特性としての目標ターゲットとして、目標の4「質の高い教育をみんなに」を掲げ、体験学習活動等を通して豊かな感性を育むとともに、主体的に考え行動する力を育むなど、ESD(持続可能な社会の担い手を育む教育)を推進することなどを追記いたしました。
 次に、28ページをお願いいたします。
 第Ⅳ節、導入機能・施設の1、導入機能・施設の考え方のところに、一番下でございます。災害時における避難対応等ができる機能があることということで追記をしております。
 次に、29ページをお願いいたします。
 2、導入機能の検討につきまして、学習機能のところに、青少年活動や野外活動の指導に必要な知識・技術を習得する機能、また、交流機能のところに、地域住民等とのふれあいや地域の産業を体験し、交流を促進する機能などを追記しております。
 32ページをお願いいたします。
 第Ⅴ節、施設整備計画の3、施設整備方針の(6)、体育館のところに、機能的な活動空間とするために、ICT設備の導入を検討することを追記しております。
 次に、36ページをお願いいたします。
 6、設備計画の(1)電気設備計画のところに、施設内の換気システム等の設備の設置を検討することなど、21点の補足修正を行いました。
 そのほか、今後の整備、運営に関して参考とさせていただく貴重な御意見を多くいただいたところでございます。
 また、このパブリックコメントのほか、市民アンケートも実施しており、引き続き議会の皆様方をはじめ、多くの皆様からの御意見等をいただきながら青少年をはじめ多くの市民の皆様に自然体験活動拠点として親しまれる施設となるよう、施設の再建に取り組んでまいりたいと思います。
 続きまして、教-7に戻っていただきまして、3の今後のスケジュールの主なものについて説明いたします。
 施設の再建に向けての事業手法や実施方針等を審議する金峰山少年自然の家整備運営審議会、また熊本市立野外教育施設運営協議会を開催してまいりたいと思っております。その後、教育委員会会議において特定事業の選定等の審議を行い、10月に市政策会議での特定事業の選定等、続いて11月の教育委員会会議において熊本市立の野外教育施設条例の設置目的や施設名称、使用者の範囲、使用料等々の条例改正案等の審議を経て、第4回定例会におきまして条例改正案及び予算案を上程する予定としております。
 この条例改正案につきましては、これまで小学校の集団宿泊教室や少年を対象とした事業運営に加えて、広く青少年団体や市民の皆様に御利用いただくよう、設置目的の改正、使用者の範囲を広げるとともに、効果的かつ効率的な事業運営にするために適切な使用料の設定や指定管理者制度の導入等を検討しているところでございます。
 説明は以上でございます。

田中敦朗 委員長  以上で説明は終わりました。
 これより質疑を行います。
 陳情及び所管事務について、質疑及び意見をお願いいたします。


◆上野美恵子 委員  では、高校改革についてお尋ねいたします。
 1つは、ちょっと説明聞いていて分からなかったから質問なんですけれども、千原台高等学校と総合ビジネス専門学校の学校改革について、教-4の2ページのところに有識者の方の御意見を聞いたということで記述がありますけれども、この御助言の内容というのをまとめたものは何かないんですよね。

◎松永直樹 学校改革推進課長  今の御質問につきましてお答えさせていただきますと、資料の6ページを御覧いただきたいんですけれども、こちらは、探究活動を行っていく上で、3年間でどのように進めていくのか、具体的に有識者の方々から助言をいただきまして作成したものになります。
 そのほか、いただいた意見で具体的なもので申し上げますと、8ページ、こちらは、総合ビジネス専門学校になりますけれども、例えば、今、勉強の在り方といたしまして、通常の座学にさらに緑の部分で会計ビジネスゲームというものがあろうかと思いますが、教科の中でゲーム的な要素も含めまして、生徒が非常に関心を持って取り組めると。それがさらに今まで以上に資格取得にもつながっていくというようなこと、こういった先進事例の御紹介あたりを今いただいておりまして、盛り込んでおります。
 今後、有識者等からいただいた御意見等につきましては、もう少し分かりやすい形でお示ししたいと思います。ありがとうございました。

◆上野美恵子 委員  実は、これの前の教-3、事務事業点検評価報告書の説明が分かりやすかったんですよね。専門家の方の意見があってというふうに対比になっていてすごくよく分かったので、何かこう意見を踏まえてこれができましたというと、どんな意見があったからそれになったのかということがなかなか見えづらいので、せっかくこんなふうにして御意見聞かれるのであれば、それを資料として添付していただいた上で、結果これなんですというふうな提示の仕方のほうが聞いた人がよく分かるかなと思って、せっかくいい御助言があったと思うんですけれども、よければ今度からはそういう整理の仕方をしていただけるとありがたいなと思いましたので、よろしくお願いします。
 それから、続けて、必由館高校の改革について詳しく説明がありました。前回の委員会のときには陳情とかもいろいろあって、いろいろな御意見を聞かせていただいたんですけれども、これも2ページのところに生徒とか同窓会の方の御意見というのがあるんですけれども、今の時点で考えられている1ページ目の括弧2の提案というところ、もともと210名にするという案だったのが、いろいろな御意見と現状を踏まえて、今の提案でいけば315名というふうな定員にしていくというみたいに、少し少人数が緩和されたりとかいう内容に変わっているんですけれども、この変わった内容についての意見ではないんですよね。もともとの案に対しての意見がこの2ページ目なんですよね。どっちに対しての意見がこれなんでしょうか。

◎城野実 必由館高等学校長  もともとの案に対する生徒、同窓会の意見はそうなります。学校の案として出しているものが1ページ目のになります。これは今見せている段階で、まだアンケートとかを取っていない状況です。

◆上野美恵子 委員  そうしたら、今回この資料にいただいた2番の提案というのは、これからまだ現場の生徒さんとか同窓会とか関係者の方の御意見を今から聞かれるということでいいですか。

◎城野実 必由館高等学校長  そうです。

◆上野美恵子 委員  そうなると、今後のスケジュール予定というところがあって、先ほど、9月21日が教育委員と教職員、生徒、同窓会との意見交換会を開催と説明があったんですけれども、これは生徒さんとか教職員、同窓会というのは、どういうメンバーさんが集まったところに教育委員会との懇談になるんでしょうか。人数とか規模とか。

◎城野実 必由館高等学校長  すみません。今の段階で教育委員さんが3名参加されます。学校の教職員は10名程度、生徒も10名程度、同窓会から3名ということで、オンラインを使って3つに分かれて、詳細の意見を生徒と教育委員さんで話し合われるのを、教職員と同窓会は基本的には参観するような形が21日の計画になっております。

◆上野美恵子 委員  そうすると、10月の教職員、生徒、同窓会で学校案作成のための会議というのは、どういう形でどんなイメージで開催されるんでしょうか。

◎城野実 必由館高等学校長  それを踏まえまして、まず、生徒に学校の案を周知してアンケートを取ります。中間考査の最終日、10月15日に一緒になって会議をしようと思っております。それから、最終的に10月いっぱいに学校の案を提案したいと思っております。

◆上野美恵子 委員  その場合に、教職員、生徒、同窓会それぞれに何名ずつぐらい参加できるのか、自由に参加ができるのか、その点はいかがでしょうか。

◎城野実 必由館高等学校長  人数については、今まだ詳細が確定しておりませんので、また詳細を決めて実施いたします。

◆上野美恵子 委員  なぜ聞いたかというと、9月に教育委員会と3者の方たちの意見交換会をされて、10月にまたこういう学校内での会議があって、そして、そのときに何か学校案がもうできるというふうに一応予定ではなっているから、意外とイメージとしてはスピーディーに進むような形になっていますよね。スピーディーに進むと、結局、限られた短い時間の中で、これまでがすごくたくさんの意見が出て、多くの方が関心を寄せられて、改革案に対していろいろな御意見が出ていたという経過があるもんですから、なるべく多くの方がきちんと納得される方向づけがされていかれないと、せっかく何かたくさん意見が出たから改革案をもう一遍練り直してみよう、現場の意に沿ったものに考え直していこうというその意図が十分反映されないととても残念だから、さっきの教育委員会との懇談は10名、3名ということで、とても人数的に限られているから、そこに出た方、聞いた方というのは何か言って、ああそうかということで分かるかもしれないけれども、その周りにいらっしゃる方々は、その方も含めて理解や納得につながっていくのかというところを十分慎重に進めていくことが必要かなと思ったんですよね。
 そういう意味で、この10月の会議が、だから誰でもが何らかの形で関わることができるのか、そこの人数がまた限定されるのであれば、それに関われない方たちの意見はどこでどう反映されていくのかということを少し明らかにしていただかないと、周りでこう見ている私たちも、せっかくここまで紆余曲折してきているので、それが本当の意味での前向きな改革の検討になっていけばいいなと思っているんですよね。そこのところが何か結構スケジュール的にはタイトだなと思っているんです。それをそうするための何か、いや、これだから大丈夫ですという、何か現場としてのお考えがあれば教えてください。

◎城野実 必由館高等学校長  すみません。生徒には来週以降、学校の案を丁寧にショートホームルームの後に説明して、全生徒のアンケートを取ろうと思っております。それを踏まえた上で、代表者と会議には参加してもらうということで、10名程度になるのか20名程度になるのか、この後人数は決めていきます。
 同窓会の方については、いつもそこに来られるわけではないので、同窓会の方の人数が把握できていない状況で、一応学校の提案等は示しておりますので、そこに生徒が来られる部分で、場合によっては今思っている平日であれば同窓会の方の参加ができないということになることがありますので、また日程も考えますけれども、現段階としては、生徒が来られる平日でやろうと思っております。同窓会については、代表者の意見という形でしかこの日程だと取れないというのは事実です。

◆上野美恵子 委員  やはりその広く多くの方が関わって理解、納得というところにもっていかれるように、そういう取組の過程というのをつくっていただくようにしていただきたいなと思います。
 それから、一つ気になっているのは、一番最初、教-5の1ページ目の説明をしていただいたときに、当初の案では、360名の定員が210名と大幅に減るからいろいろな影響が出ますということで、何か保護者の方の負担聞いたのかな、4,500万円ぐらい負担が増えますよとかという試算もありましたということで、それが35人学級規模でいけば若干緩和されますよという説明だったかなと思ったんですけれども、とはいっても、現行の360人からその35人学級規模にしたときも、若干人数としては減りますので、全く影響はゼロになったわけではないのかなと思うんですけれども、これについて、2ページ目の検討過程の中に、生徒と教員と同窓会というのは何かそのいろいろ理解、納得のところに出てくるんですけれども、保護者というのがないんですよね。
 ですから、保護者の方の御意見、もちろんその保護者は在校生がいるときが保護者であって、どんどん卒業していきますけれども、親の立場から見たらどうなのかということも含めて御意見を伺ったほうがいいかなと思うし、そのときにはそういうさっきの経済的な面での御負担がどうなるのか、若干緩和されたとはいっても、こういう影響が予想されますというところを説明したりして、御意見聞いたほうがいいのではないかなと思うんですけれども、その保護者、親の立場からの意見というのは聞くというふうに今なっていないんですか。

◎城野実 必由館高等学校長  現状では正式に聞くという形にはなっていなくて、生徒に意向調査したり、アンケートする中で意見が出てくるかなという状況です。学校の改革の方は、保護者会の役員の方々には見せてはおります。
 ただ、そこから意見を上げられるという状況に今はなっていないということです。

◆上野美恵子 委員  やはり聞いたほうがいいと思うし、聞くときは何もなくて聞いても意見は上げづらいので、保護者さんに対してのいろいろな影響面、経済的な負担の問題であったりとか、そういうことのシミュレーション的なものを若干でもお示しをして、そして意見を聞くという。聞き方はいろいろ、よければPTAに限らず、子供を通してのアンケートでもいいけれども、何か自由に意見を述べていただくような、とにかくそれについても広く意見は聞きましたと。何か一部の人から聞いたのではなくて、一応広く間口を広げて意見聞きましたというふうな経過を取っていただいたほうがいいかなと思うので、今ちょっとこの改革のプランにはないんですけれども、この点はぜひ御検討いただいてやっていただけたらいいなと思います。いかがでしょうか。

◎城野実 必由館高等学校長  教育委員会と打合せしながら検討していきます。

◆上野美恵子 委員  教育委員会はどんなふうにお考えになりますか。

◎松永直樹 学校改革推進課長  我々といたしましては、まず、学校側とお取りまとめになられるということで、議論は待ちたいというふうに思っておりますが、一方で、我々でもできることはあろうかと思っております。
 先ほど城野校長もおっしゃられましたが、意見交換会につきましては、運営は我々で準備をしております。千原台高校・総合ビジネス専門学校は本日夕方、必由館高校は21日でございますが、そこで出ました意見については広く共有できるように、ちょっと急にはなりますが、今月末までには内容を取りまとめて学校にも御提供したいと考えております。
 また、協議を行っていく上では、十分に学校側とこれまで以上に意見を交換しながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、そういった対応を取ることで、御懸念の点につきましてはしっかりと対応してまいりたいと考えております。
 以上です。

田中敦朗 委員長  松永課長、保護者の方に意見を……

◆上野美恵子 委員  今の答えは違う。今、校長先生に聞いた保護者の対応は、教育委員会と相談してやりますとおっしゃったから、教育委員会どうするんですかと聞いたんです。

◎松永直樹 学校改革推進課長  すみません、大変失礼いたしました。
 保護者の対応につきまして、これまでも我々としましてもちょっと気になっていた部分でございまして、学校側には都度、都度お尋ねをしておりました。
 今、御意見としては、同窓会からの御意見が、いわゆる元保護者を含めて大きかった。現実に今、保護者からはお声が上がっていないというような状況でございます。ですので、もともとの我々の案に御賛同されていらっしゃる保護者もいらっしゃるのか、いやそうではないのか含めて、正直、我々としても知りたい部分がございますので、そこはぜひ学校側のなるべく負担のない形で、我々が協力できることは最大限協力して御意見を賜る場を設けてまいりたいと考えております。すみません、失礼いたしました。

◆上野美恵子 委員  委員会としてもそういうお考えだそうなので、ぜひ学校と協力して、必要なデータは保護者にもお示しをして御意見を聞いていただくようにお願いいたします。

◆原亨 委員  金峰山少年自然の家についてお尋ねでありまして、すばらしい計画だろうというふうに思っております。ただ、私の地元の小学校に森江教育次長が赴任された時、地元の子供、小学生を連れて自然散策の旅ということで、地元の有志の皆さんが見守り隊ということでつくって、大人数でいろいろなところに行くというのをしているんですけれども、その中で、阿蘇の青少年交流の家にも何回も泊まりました。
 今回の計画を見ていると、大体あそこにあるやつですね、あれと全く同じで、やるプログラムなんかもほぼ一緒なんですね。そうなると、ここが教育長の出番でしょうけれども、いろいろな人脈、いろいろな中でもっと新しいもの、未来に向かってどういうのというのが、一つの子供たちといいますか、小学生とか対象ではなくて、一般の人も含めてという部分、多分指定管理者という形になってくると大変だろうと思うんですね。そうなりますと、研修上がっていますけれども、いろいろな企業の研修を含めとか、いろいろな部分と同時に、中身の充実、それと、大自然があるんですよね。あれがもっと生かせないか。
 また、ファミリーであの辺に散策に行ったときに寄れるとか、そういう部分をつくるということで、その子たちが小学校に上がっていくという、中学校に上がっていくというようなことにもなっていくわけですから、もう一工夫欲しいなというふうに思います。
 ですから、阿蘇の青少年交流の家のホームページを開いた写真と、ここで提示されている写真というのは全く、どっちがどっちかなというような感じもあります。
 まだ計画段階なので、どうのこうのということではなくて、「お、熊本にこんなのがある」というふうな一つの目玉ですね、というような形の観点を少し変えてやってほしいなというふうに思います。そうしたら金峰山というのがまた生かせますし、その地域もいろいろな形で潤うかもしれませんしということで、一つの観光とは言えませんけれども、一つの名所として何かこうつくり上げてほしいなというふうなのがありますけれども、教育長にその辺、少しお話をいただければと。

◎遠藤洋路 教育長  今御意見いただいていたように、非常に大事な観点かと思います。
 今、確かに基本的なところしかまだ書いていませんから、これからということですけれども、阿蘇と丸かぶりだったら、率直に言って勝てないと思いますので、向こうの方が広いですし、施設も充実していますので。これは金峰山の特色というのを出していかなければいけない。
 青少年教育課の職員も非常にいろいろな人脈を今駆使して、たくさんの方から御意見を伺っているところです。もちろん私自身も個人的にも聞けるところは聞いていきたいと思いますけれども、いろいろな方の知恵を集めて、そしてこの県内のほかの施設とは違う、そういう特色のある施設にしていきたいと思っております。よろしくお願いします。

◆原亨 委員  大いに期待しておりますので、多方面にわたって熊本を浮上させる要因の一つになるのではないかなという思いもありますので、そういうふうな施設に向けてということで、これからでしょうけれども、頑張っていただければなというふうに思います。
 以上であります。

田中敦朗 委員長  ほかにありませんか。

◆藤永弘 委員  この説明された所管以外……

田中敦朗 委員長  所管なら何でも大丈夫です。

◆藤永弘 委員  所管以外ですので、それならそっちに移ります。

田中敦朗 委員長  どうぞ。戻っても構いません。

◆藤永弘 委員  2学期が始まりました。それで、まずは出席の状況というのをお聞かせください。

田中敦朗 委員長  小学校ですか、中学校ですか、全部ですか。

◆藤永弘 委員  どっちも分かればどっちも。

◎石加浩二 指導課長  こちらで集計している部分だけで申し訳ないんですけれども、始業式8月30日ですけれども、新型コロナウイルス関連、いわゆる濃厚接触者でしたり、風邪症状が見られる子供さん、家族に風邪症状があるとかいうような場合、もしくは不安で登校できなかったという子供さんが、小学校で1,769名、中学校で494名、合計で2,263名になります。この合計の数というのは、大体6万人ほどおりますので、占有率としては3.8%ぐらいということになります。
 その後、分散登校しております。直近の1週間分のやつになります。申し訳ないんですが今週分は集計してございませんので、先週分ということでお聞きください。9月6日~9月10日になります。小学校で2,617名、中学校で714名、合計で3,331名、占有率としましては5.5%というような状況になっております。
 ちなみに、これら実人数ということになりますので、1週間で同じ子が濃厚接触者とかでずっと休んだ場合は1人としてカウントしているというものになります。
 以上でございます。

◆藤永弘 委員  多くの人は出席しているということですよね。
 それで、午前中登校というのに切り替わったんですよね。その前に、給食を食べて帰ってもいいということで、その前の週の木曜日ぐらいに給食を食べるのか食べないのか希望を取られていると思うんですよ。小学校の希望の数を教えてください。出席者に対してどのぐらいの方が給食を取りたいのか。これ多分そういうアンケート、父兄の方に連絡していると思うんですよ。父兄から聞いたから。木曜日か何かにまで、そんなこと、幾つ作っておくかは当然分からないんですから。

◎上村清敬 健康教育課長  分散登校の際も今週からの午前中登校の際も、基本的に登校したら給食は与えると、提供するというスタンスでおりますので、もしかするとその学校でそういうアンケートを取られたところがあるのかもしれませんが、それはちょっとこちらには耳に入っておりません。

◆藤永弘 委員  それは連携は取ってもらいたいと思うんですね。
 教育長の答弁の中で、ほかの教室も使うという答弁がありました。あ、給食のときだなという認識だったんですよ。給食のときはやはり一緒に食べたら、マスク外して食べるので、より危険度が増すので、ああ、それなら分散登校の場合は教室が空いておるから、違う教室を食事のときは使ったのだなという連想をぱっとしたんですよ。そういうこともありまして、そうなったら、ちょっともう帰ってきておくれよと、家で何か作っておくからということで、もう授業終わったら帰って、食事は家で取りなさいという家庭もあるだろうという想定でアンケートを取っておったと思うんですよ。密の中で食事はさせたくないという親も当然。だから、その辺はちょっと把握……
 まず、教育長、そういう意味で他の教室も使うと、私、連想したんですけれども、それで間違ってなかったですか。

◎遠藤洋路 教育長  もちろん給食もそうですけれども、授業も、授業の種類に応じてほかの教室を使って広く分散してやるということはできると思いますので。

◆藤永弘 委員  それで、本当は把握してほしいなと思います。もうみんな来るわけだから、空き教室はないんですから。その場合、安全に食事しておるのだろうかという心配があります。
 それと、教育長にお尋ねしますけれども、伊藤議員も以前、一般質問して、椅子とか机とか消毒しないのか、また、丁寧に今議会の一般質問でも我が会派の井本議員が机とか椅子とか消毒しないのかと言うことで教育長が答えられました。文科省のマニュアルに載っていないということだったんですけれども、学校においては、掃除、拭いているんです。机も椅子も学校によっては拭いている。それはやはり学校は現場の責任がありますので、現場の責任としてクラスターを起こさないぞというその気配りがあるんでしょう。
 それで、拭いているから、メッセージとして、その件、ちょっと拭かなくてよいというメッセージはあまりよろしくないんではなかろうかと思いますので、学校に対してのどのくらいの学校がそういうのを奨励しておるとか把握した上で、頑張っているところには、「あ、頑張っていますね」という激励の言葉も、いいことをやっていると思うんです。どう見ても空気感染もあり得るというぐらい今度のデルタ株は感染力が強いということで、第6波は必ず起きるということで医学界の人は言っているぐらい強いということで、メッセージとして教育長が、もう文科省がマニュアルに載せておらないから、そのとおりしないでいいと言っていたので、それ以上はないですというコメントはいかがなものかと。学校に対して、やっているところがやらないでいいのかという気にならないようにちょっとコメントを入れるとか、そういう気はございませんでしょうか。

◎遠藤洋路 教育長  まず、私が本会議で答弁していますのは、その文科省のマニュアルに載っていないですということではなくて、文科省のマニュアルに書いてあることは、掃除しなくていいということではなくて、普通の掃除をしていれば、それと別に特別の消毒をする必要はありませんということが書いてあります。ですから、もちろん掃除はしています。
 ただ、それ以上のことを各学校で当然やっていただいていると思いますし、それもとても先生方が熱心なことですし、教育委員会としてもそれはありがたい。私としても、別の機会で答弁しましたけれども、本当に頭が下がる、そういう思いでいます。
 ただ、先生方の負担ということを考えたときに、教育委員会からやってくださいと言うと、これはまた逆にどこまでやらなければいけないのかという問題になっています。もちろんやること自体は立派なことだと思いますから、それはすごく先生方の努力ですから、私たちとしてもそれは尊重したいと思いますけれども、ただ、教育委員会で全部消毒してくださいとこう言うと、またこれが逆に先生方が大変になるのかなという配慮もあって、必ずやるという中には入っていないということですので、もちろんやっている方に対して、いや、それはやらないでくださいとか、そういう話ではないですから。

◆藤永弘 委員  私もその教育長の立場、それは分かった上で聞いているんです。先生に負担をかけない。けれども、教育の一環として、やはり、先生がやるわけではないから、そういうのを子供たちがやっているんですよ。自分の机は自分で、それも教育の一環ではなかろうかと思っているんです。そういう机とか拭いて、自分のところをきれいにしておくということをやることで、家庭もこうあったらいいよねと。家庭で起こったらいけないから、ドアノブなんかも、自分たちで家のドアノブ拭けたらいいねというような感じで、ちょっと長く続く闘いですので、だからそういう教育の一環としても必要ではなかろうかという思いがあります。
 それと、教育長の立場は分かりました。負担をかけたくないと。ただでも大変な状況下に、これ以上教師の皆さんの負担にはしたくないというのはよく分かりました。
 それから、1日1回ドアノブは消毒するということで、これはどのタイミングですか。もうその学校に任せてあるのですか。

◎遠藤洋路 教育長  どのタイミングでというのは、もうそれぞれの学校で決めていただければと思っています。1日の最初なのか、昼休みとかなのか、最後なのか、そういうタイミング、どこかかなというふうには思いますけれども。

◆藤永弘 委員  1回ですよね。チャンスは一度と。私だったら、ドアノブ触って、一番口を触る可能性が高い、みんなが手洗いに行くとき、今から手洗いに行きましょうと、食事ですよという、せっかくきれいにした手がドアノブで、もしかしてなんて、チャンスは一度だったら、そのときにドアノブを拭くと奨励してもいいと私個人的に思いますけれども、どうでしょうか。

◎上村清敬 健康教育課長  もともとマニュアルでは、1日1回ドアノブ、手すり、スイッチを拭くことと、消毒することとなっておったのが改定されまして、手洗いをしっかりしておけばその必要性はないというふうにマニュアルは改定されましたので、マニュアルがそうなっている以上は、学校にその旨通知しておるところです。

◆藤永弘 委員  それなら、しなくてもいいと、そこまでなったと。要するに、今まではそれをしてくれる人がおったのを、それをしてくれる派遣のお金はないから、前回までは消毒もするとは、誰か来たのですか。

◎上村清敬 健康教育課長  昨年度までは、そのスクールサポートスタッフにその業務を担っていただいておったんですが、何らかの科学的根拠に基づいて1日1回の消毒も必要ないというふうに文科省から通知があったところです。

◆藤永弘 委員  科学的な根拠と、政府は言いにくい面はありますけれども、ちょっと根拠と、デルタ株がこれだけはやったら根拠は逆みたいな感じだけれども、それだってお金も湯水のごとくあるわけではないものだから、苦しいところは察してやって、なるべくならしたほうがいいと思うんです。ドアノブは特に、せっかく手を洗って帰ってくるので。これは希望しておきます。
 それと、デルタ株の一番の対策としてもマスクと換気です。その点で、換気はどのくらいしているのですか。

◎上村清敬 健康教育課長  可能な限り常時ではありますけれども、困難な場合は30分に1回以上窓を全開するというように示されております。

◆藤永弘 委員  今のを聞いて安心しました。科学的な根拠では30分に一遍するというのが望ましいので、やっていただいているということで、そこは安心しました。換気というのは非常に大事な部分になりますので。くれぐれも、今ありがたいことに、毎日気になって見ているけれども感染者数が下がってきて、少しほっとすると油断するんですよね。昔だったら、今の数字で、わっとびっくりしていました。そこは麻痺というのは恐ろしいなと。もう麻痺しているんです。これだけ減っただけで、お、減ったぞということで、気の緩みが出る可能性が人間はあるのですよね。だから、くれぐれも学校からクラスターが起こるという、また多くなる要因にならないように、大変でしょうけれども、教育委員会としても負荷をなるべくかけながら、30分に一遍換気するという、そういう点検をよろしくお願いして、その部分は終わります。
 続けて……

田中敦朗 委員長  次、すみません、田中誠一委員から。

◆田中誠一 委員  ちょっと関連でいいですか。
 給食の話が出ましたので。学校給食ですけれども、今、米、パンと主食がありますよね。それはどのくらいの割合ですか。また、米は物資の中に入っていると思うんですけれども、どのくらい使うようになっているんですか。

◎上村清敬 健康教育課長  割合ですけれども、週5回のうち米が3、パンが2です。

◆田中誠一 委員  熊日新聞にもありましたように、毎年お米の値段が下がってきていますよね。日本人があと茶碗1杯ずつ食べれば米の消化率もいいというような話です。非常に残飯として捨てているのですけれども、学校給食でお米を取り扱うようになって農家の方は本当に大分助かっているのですよね。お聞きしましたのは、お米を何しろ食べていただきたいと。日本人はやはり、私たちは子供の頃からお米は食べ続けているので、米を食べないと安心しないのです。パン食ではどうしても。今の人たちはパン食をずっと食べておられるということで、学校給食でだご汁とかそういうものもたまにはあるのでしょう。それは、国産品ですか。やはりほとんど輸入品ですよね。

◎上村清敬 健康教育課長  小麦につきましては外国産もございます。配合しております。パンの事例で言いますと、国産小麦が10%、外国産が90%となっております。

◆田中誠一 委員  やはり国産品では足りないわけですかね。そうですよね。もう全然足りないですね。お米を何しろたくさん食べてほしいという、そういう要望でした。
 野菜も、減農薬、それと非常に注意をして今生産のほうでも安心・安全の食べ物ということで供給されているようでございますので、学校給食もできるだけ国産をお使いになって、野菜農家、米農家の方を助けていただければ幸いに思います。

田中敦朗 委員長  要望でございますので、ぜひ御検討ください。
 関連で。

◆上野美恵子 委員  今の田中委員からお米のことを言われたけれども、今は本当に米価が暴落していて、コロナの影響もあるから、米をどう消費していくかは、ここ熊本も課題ではないかなというふうに思っています。給食会の報告もあったんですけれども、今、地元の野菜というか、地産地消はどのぐらい使われているか併せて報告してください。

◎上村清敬 健康教育課長  市産品の導入状況について御説明いたします。
 令和2年度で取扱い量といたしましては、重量ベースで38.5%、品目数で言えば31品目と、42.5%であります。

◆上野美恵子 委員  これは毎年増えているんですか。それともあまり変わらないんですか。

◎上村清敬 健康教育課長  品目数で言いますと若干減りぎみでありまして、重量ベースでも横ばい程度ではございます。現在、熊本市食の安全安心・食育推進計画におきましては、取扱い量、先ほど38.5%と申し上げた数字に対して、目標値としまして43%を掲げておるところです。

◆上野美恵子 委員  目標値は、いつが目標年度になっていますか。

◎上村清敬 健康教育課長  すみません。令和5年度まででした。

◆上野美恵子 委員  どうですか、令和5年、そこにたどり着きそうですか。

◎上村清敬 健康教育課長  届くように漸進してまいります。

◆上野美恵子 委員  頑張ってください。見ていますので、よろしくお願いします。

◆藤永弘 委員  本屋さんの店長さんから聞いた情報なんですけれども、現場の図書室、多分学校に本を納めておられるわけでしょうね。それで、図書室の人から、本当は百科辞書を買いたいけれども、全部そろえると10万円超えるらしいんですよ、辞書は。底がもうぼろぼろになっているけれども、予算が足りないと。だけど、やはり辞書を買いたいという意見があるということを聞きまして、もう10年以上たったら辞書も変わるし、かなり長くなっておったら調査していただいて、別枠として、長くたってもう使い勝手が悪くなったような辞書に関しては、希望があった場合は別枠として補助的に加算でちょっと応援するとか、そういうことはできないでしょうか。

◎上村奈津子 指導課副課長  学校図書の購入費なんですけれども、学校への配当状況といたしましては、令和2年度ですと、蔵書率未達成の100%に満たない学校につきましては、小学校全体で315万円を配当しております。中学校が134万3,000円の予算を配当しております。1校当たりで言いますと、令和2年度、小学校が17万4,000円、中学校が24万3,000円となっております。この学校配当予算の中で学校が、整備が必要とお考えの図書を購入していただいているところでございます。高額な図鑑や辞書などの買い替えにつきましても、学校の御判断で購入をしていただいているところが現状でございます。

◆藤永弘 委員  小学校で17万4,000円やっているのだから、10万円超えた辞書でも必要とあらばそこの学校で買ってくれという答えなんですね。
        (「予算増やしてください」と呼ぶ者あり)

◆藤永弘 委員  分かりました。それなら、ほかの委員からも予算を応援してやれということですので、頑張って予算、今度の公明党の要望にもちょっとそれ入れて支援を頑張りたいと、こちらが決意を発表しておきます。
 以上です。
 それと続けて。考えている最後です。

田中敦朗 委員長  すみません。上村副課長、何ですか。

◎上村奈津子 指導課副課長  すみません。先ほど申し上げた金額が間違っておりましたので訂正をさせていただきます。
 学校1校当たりの蔵書の予算額は、小学校17万4,000円、中学校が24万3,000円なんですけれども、図書整備に係る予算なんですけれども、令和2年度、令和3年度とも小学校は1,601万4,000円、中学校が1,002万……

◆藤永弘 委員  1校当たりのお金は変わらないのですね。それなら安心しました。1校当たりがまだかなり少なかったのではるかに足らないかと思った。

◎上村奈津子 指導課副課長  はい、すみません。訂正させていただきます。失礼いたしました。

◆藤永弘 委員  昨年、小中学校、両方とも運動会、修学旅行を実施された割合、分かれば教えてもらっていいですか。

◎石加浩二 指導課長  すみません。昨年度の実施についてはこちらに資料を持ってきておりませんでした。大変申し訳ありません。

◆藤永弘 委員  きちんとした数字ではなくてもいいです。ざっと……

田中敦朗 委員長  藤永委員、今持っていませんので、後でいいですか。

◆藤永弘 委員  そうだけれども、修学旅行も大体のところ、中止したところありますか、それなら。

◎石加浩二 指導課長  大変失礼しました。昨年度、修学旅行を中止といいますか、今年に延期をした学校が、中学校が7校ございます。
 以上でございます。

田中敦朗 委員長  中止はしていないということですね。

◆藤永弘 委員  延期ということですね。今年に延期した中学校が7校あるわけです。小学校は全部したということですか。

◎石加浩二 指導課長  小学校は全部、92校やっております。

◆藤永弘 委員  ある意味、安心しました。やり方いろいろ工夫されてやったんだろうと思いますけれども、相当何か中止しておるようなイメージで考えたらあるんではなかろうかと思っておったけれども、小学校全部、やはり学校の思い出としては修学旅行はいい思い出ですので、残りの中学校7校が今年3年生になって行くというなら、早いタイミングで行かないとちょっと厳しいのかなと。受験がありますので。そのあんばい何か、支援される部分があったら支援してもらって実施できるようにお願いしておきます。

◎石加浩二 指導課長  先ほどありました昨年度から今年に延期したところですけれども、もう実施している学校と、まだ実施ができていない学校がもちろんございます。実施できていない学校は、1日の旅行に切り替えたりとか、いろいろ学校で工夫をされるという予定になっております。
 以上です。

◆西岡誠也 委員  部活についてお尋ねいたします。
 私のところにメールが来まして、保護者からだと思います。
 週に4回小学校でやっていると。そして、土日も通常練習で1日3時間。そして、夜の練習でも9時半まで週1回やっているということで、練習量からするなら中学校並みにしているのではなかろうかという指摘でございまして、それで、学校が今まで部活動、先生がしていたけれども、地域にということで、かなり過熱して何か子供たちがかわいそうというメールが来たんです。
 ですから、いろいろ調べたら、2019年に部活動指針というのが定められていて、これ見ますと、週3回以内だから、これはオーバーしておるなと。それから、休養日は4日以上だから、これは3日しか休養がないとか、いろいろ超えて練習しているわけですね。だから、その辺について、どのように指導されているのかお尋ねしたいと思います。

◎石加浩二 指導課長  おっしゃったとおり、部活動指針をつくっております。社会体育に移行した場合には、部活動指針を一応準拠するような形では申入れをしているところでございますけれども、社会体育に移行した場合には、そこの社会体育での活動がございますので、こちらからいろいろ制限をかけるというようなことはなかなかできないところが実情でございます。

◆西岡誠也 委員  ちょっと今のところよく分からなかったけれども、指針をつくっているわけですね。だから、この指針に従ってやってもらうというのが筋ではないですか。これでは制限できないということなんですか。

◎石加浩二 指導課長  失礼しました。こちらのつくっております部活動指針は、市立の小学校の部活動に関する指針でございまして、社会体育に移行した場合には、熊本市立の小学校の部活動ではございませんので、お願いベースで頼むことはできますけれども、制限というのはちょっとできない状況がございますということです。

◆西岡誠也 委員  ということは、結局、保護者からすれば、学校で今まで部活やっておって、それが違う形で今やられていると。その辺の認識というのがされていない。私自身も知らなかったもんだから。ということになると、やはり、その辺はきちっと保護者に伝わるように今まで努力されているのか、その辺ちょっと、制度が変わりますからこういうふうになりますということで説明されているのかどうなのか、その辺はどうなっていますか。

◎石加浩二 指導課長  各学校におきまして、社会体育に移行するときにかなり丁寧な説明をされているというふうに考えております。

◆西岡誠也 委員  丁寧な説明をされていますというか、毎年1年生で入ってきますよね。部活動は大体今まで4年からされていますけれども、4年に上がるたびにその辺はきちっと伝えないと、保護者は理解されていないということだと思うんです。ですから、毎年その辺は徹底されているんでしょうか。そこはどうなっていますか。

◎石加浩二 指導課長  もう今御指摘のとおりだとは思います。移行したときにはかなり保護者の方も地域の方も一緒になっていろいろなことを決めて移行していきますので、十分了承されていると。ところが、後から入ってきたときに、なかなかそこの部分を御存じなかったとかいう部分があるかもしれません。学校では、部活動の一番最初に会合あたりをしますので、そのときに学校の部活動の名前ですとか、数ですとかいうのはきちっとした形でお知らせをしていると思います。
 ただ、コロナのせいで部活動のそういう会合がなかなかできなくて文書だけとかいうところもあったかもしれません。そこら辺につきましては、もう一度、各学校に連絡をしておきたいと思います。

◆西岡誠也 委員  社会体育に移行して、これまでつくってきた指針、これと取扱いが違いますと。この指針をつくられた背景というのは、子供たちに対する過度な運動とか、長時間運動することに対する制限、これをかけたほうがいいということで2019年に改訂をして定められたというふうに理解しています。それが、社会体育に移行すると同時に、それはこの基準は別ですよということになったら、では、2019年にそういう改訂したのは何だったのかということにつながりはしないかと。子供たちのために本当に体とか休養とか、この辺はどういうふうに考えられているのか、そこをまたお尋ねしたいと思います。

◎松島孝司 教育次長  失礼いたします。
 御指摘のとおり、部活動であれ社会体育であれ、本市の子供たちのことでございますので、そこはとても大事な視点というふうには認識しておるところでございます。そういう意味で、例えば、一つの例でございますが、今回コロナのこのような状況の中で、部活動あたりは基本、今中止しておる状況でございます。ただ、大会前等の、次につながる大会等がある場合には、もう限定した日数で最低限の練習をしてくださいということで通知を出しておりますが、同じような状況で、学校施設を利用される社会体育につきましては、その規定に準じて貸出しも制限させていただきますということを取っている状況でございますので、極力可能な範囲は私どもでも御理解をいただいているところでございます。
 さらには、今回のずっと続いておりますコロナ関連のところは、スポーツ振興課が社会体育関係の主管課になりますので、そちらと指導課で、あるいは教育政策課と連携を取らせていただいて、ぜひこの部活動指針にできるだけ準ずる方向でお願いしますということの働きかけもさせていただいているところでございます。
 以上です。

◆西岡誠也 委員  私自身もその辺の取扱いの認識がなかったということと、保護者の方もそういう認識がなかったということで、どうなっているのかということで私もずっと調べていたら、それに適応していないということがあったもんですから質問させていただきましたが、ただ、さっき言ったように、やはり統一することが一番重要ではないかなというふうに思いますから、せっかくこういう基準があるんだったら、社会体育に移行したとしてもこの基準を適用させるということでやっていただくと同時に、保護者に対してもその違い、なぜ違うのかということを理解できるような形で徹底してもらわないとちょっとまずいのかなというふうに思いましたので、その辺は引き続き、毎年4年生に上がっていく子供たちがいるわけですから、保護者に対しては丁寧な説明をお願いしておきたいと思います。
 以上です。

◆上野美恵子 委員  では、陳情書が出ていますので、そのうちの1件です。小・中学校に無償で使える生理用品を継続的に配置することを求める陳情書に関連してお尋ねいたします。
 前回の委員会でもこの趣旨の陳情書が届けられていたんですけれども、これは急速にコロナ禍の貧困というのがあって、全国に取組が広がっています。同じここの教育市民委員会の所管で、文化市民局では今度新たに国の補助事業を使って相談業務を通してまた配布する。前回は、備蓄物資を使って1,400パックを配るということも始められていたんですけれども、教育委員会としての取組を進めてほしいという趣旨で今回陳情が来ておりますけれども、この検討状況と今後の見通しについてお願いいたします。

◎上村清敬 健康教育課長  こちらに関しましては、内閣府で7月付、第2回の調査だったんですけれども、全国に対して生理用品についての取組を調査されております。それによりますと、学校の女子トイレに生理用品を置くような取組を始めたところが全国で48の自治体がございました。政令市はございません。県庁所在地が2つございまして、福井市と和歌山市が取り組まれておりますので、そちらに照会等を行いまして、使用状況であったりを確認して、またこの時代の変化も踏まえつつ、検討してまいりたいと考えております。

◆上野美恵子 委員  文化市民局は速やかに実行に移されたんですけれども、教育委員会は今のところ調査止まりということなんですけれども、そこのところのスピーディー性が何か差があるなというふうに感じておりますけれども、どうでしょうか。

◎上村清敬 健康教育課長  文化市民局が取り組まれましたのは、既存のその防災備蓄を使われたということでありまして、本市としましては、実は、各学校にこの問題について養護教諭の方々にアンケートを取る中で、自発的にその既存の学校の予算の中でトイレに生理用品を置かれている学校はございまして、そこの使用状況等も確認しながら、これを全学校に、ただ、全学校にやってくれというからにはやはり予算を伴うものかと思いますので、そこをちょっと検討させていただきたいと考えております。

◆上野美恵子 委員  既に置かれている学校は幾つあったんですか。

◎上村清敬 健康教育課長  1校だけございました。

◆上野美恵子 委員  そういうふうにして1校でも置かれているということは、それだけそれが必要だという御判断が現場にあったからかなと思うし、保健室には置いてあるんですよね。だけど、それは自由に使えるものではない。申し出ればいいんでしょうけれども、なかなかそういうことを申し入れてまでというふうには、よほど体調が悪いときに保健室に行ったからそれを言ってということは、何か事情があれば活用されるかもしれないけれども、この陳情の趣旨から言うような、いろいろな貧困的な原因から幅広くもう少しこれを広めていきたいという趣旨の活用にはなかなか保健室止まりでは進まないから、このトイレに設置をしたらどうかというふうに思っているんですけれども、市はよくモデル事業とかなさいますけれども、それだったら、文化市民局みたいに取りあえず何千パックか確保して、備蓄品をもらって中学校に置いてみると。効果を見てみて、よかったらでは小学校の高学年トイレに置いてみるとかいうふうに、調査も大事だし、調査は既にされているみたいだから、検討、検討ではなくて、まずは何かの形でやってみると。そこが何か文化市民局と違っていたんですよね。あっちは取りあえずやってみるでやってみられたんですよ。そして、いろいろな団体を通して配ってみたりして、今度予算確保というところになったので、前進したわけですよね。
 だから、なかなか自分から言いづらい問題だろうというふうに思うので、それこそこっちのほうから積極的に進めていかないといけないことかなというふうに思うので、何らかの形で近々にやっていただきたいと思うんですけれども、教育長、いかがですか。

◎遠藤洋路 教育長  先ほど課長からも答弁しましたけれども、検討していきたいと思います。

◆上野美恵子 委員  検討して実施をしていただきたいと思います。
 それから、午前中の続き。

田中敦朗 委員長  どうぞ。

◆上野美恵子 委員  続きなんですけれども、少人数学級の来年の実施方向についてお願いいたします。

◎中元正人 教育政策課長  午前中も申し上げましたように、教員の確保ですとか必要な教室の整備とかいろいろな課題等がございますので、それらの課題をどのように解決していくのか、また財源等の問題もありますので、その辺を関係部局と協議をしてまいりたいと思っております。

◆上野美恵子 委員  前、この少人数学級ずっと拡充していったときは、国がやって県が少し応援してくれてとかいろいろなったときは、それに熊本市がやっている事業を上乗せという形で、先に先に進んだんですよね。だから、今回も同じ発想をすれば、別に新しいことをするのではなくて、同じ発想でいけば、私たちは先進的に取り組んでいかれるわけですから、試算とかはされているんですか。何か今、教室がどうだとか言われたけれども。

◎中元正人 教育政策課長  プレハブにつきましては、1棟当たり約2,000万円ということでございます。ですから、どの程度その整備が必要なのかは積算をしていく必要があるかと思います。
 国に先駆けて、教育委員会としてもできるだけ速やかに対応ができるように検討はしてまいりたいと思っております。

◆上野美恵子 委員  試算も、児童数が来年の見通しとかをすれば、それは仮にではありますけれども試算はできるかと思うので、近々積算も出していただいて、検討状況をまた御報告いただきたいと思います。

◎中元正人 教育政策課長  施設整備につきまして、現在の人数で換算しますと、大体9教室つくらないといけないということで、約1億8,000万円ほどかかるかと今出しておるところでございます。

田中敦朗 委員長  施設のみということですね。

◎中元正人 教育政策課長  施設のみです。

◆上野美恵子 委員  教職員は結局、今やっている分に国が補助してくれるから、そんなに増えないと思うんですよね。だから、施設整備が若干プラスになるぐらいだと思うので、これまで私たちがやってきた少人数学級のその前進に比べたら、費用面ではそれほど莫大な費用がかかるというものではないと思うんですけれども。ですよね。合っていますでしょうか。

◎中元正人 教育政策課長  おっしゃいますように、これまで人件費については現在も使っているところがございますので、施設整備についてプラスで追加になるかと思います。
 仮に令和4年度~令和7年度まで、まだできていない小学校5年生、6年生、中学校2年生、3年生、その分を含めまして、現時点で積算しますと、施設整備につきましては大体約7億300万円ほどになろうかと思います。
 以上でございます。

◆上野美恵子 委員  ぜひ、コロナ対策にもプラスになることなので、前向き検討で急いでいただきたいと思います。

田中敦朗 委員長  ほかにありませんか。

◎石加浩二 指導課長  大変申し訳ありません。
 先ほど御質問のありました昨年度の運動会の開催状況でございます。小学校は全て開催しております。中学校は3校が中止、7校がスポーツ大会に切り替えて実施したということでございます。
 以上です。失礼しました。

◆西岡誠也 委員  1点だけ確認させてください。
 さっきの部活動指針、コロナ禍の外部指導者というのは社会体育の意味ではないんですか。
 ないんですね。はい分かりました。結構です。

◎上村奈津子 指導課副課長  すみません。
 午前中の分科会で、上野委員から就学援助に関する御質問があった点について、説明してもよろしいでしょうか。

田中敦朗 委員長  どうぞ。

◎上村奈津子 指導課副課長  2点ございまして、まず、体育実技用具代と通学用品費についてでございます。
 体育実技用具代は、本市の就学援助の費目としては含まれておりません。こちらの体育実技用品費といいますのは、体育の授業で必要な体育実技用具で、児童・生徒が全員が個々に用意することとされているものというふうな費目でございます。こちらは、中学校の体育の事業で武道が必修化されたことによりまして、剣道、柔道、相撲の3つの中から選択する選択制になりました。本市では学校により異なりますけれども、柔道と剣道を選択する学校が多くございます。授業で使用する道具につきましては、学校でそろえまして対応しているところでございます。
 2点目の通学用品費につきましては、こちらは、本市の就学援助の費目の中に学用品費等という費目がございますが、そちらの中に通学用品費も含まれております。
 以上でございます。

田中敦朗 委員長  上野委員、いいですか。

◆上野美恵子 委員  今の通学用品の具体的なものを教えてもらっていいですか。何ですか。

田中敦朗 委員長  分からない場合は後ほどでいいんですけれども。

◆上野美恵子 委員  後ほどでもいいですよ。

◎上村奈津子 指導課副課長  申し訳ございません。ただいま手元に通学用品費の持ち合わせがございません。後ほど御報告させていただきます。

田中敦朗 委員長  ほかになければ、以上で教育委員会に関する所管事務調査を終了いたします。
 これより、採決を行います。
 議第273号について採決いたします。
 本案を可決することに御異議ありませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)


田中敦朗 委員長  御異議なしと認めます。
 よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。
 以上で当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。
 これをもちまして、教育市民委員会を閉会いたします。

                            午後 2時54分 閉会


出席説明員
 〔教育委員会〕
   教育長      遠 藤 洋 路    教育次長兼学校教育部長
                                森 江 一 史
   教育次長     松 島 孝 司    教育総務部長   中 村 順 浩
   教育政策課長   中 元 正 人    教育政策課審議員 岩 下 真 也
   学校改革推進課長 松 永 直 樹    学校施設課長   内 村   智
   青少年教育課長  田 口 清 行    図書館長     大 谷 修一郎
   熊本博物館長   田 端 文 一    指導課長     石 加 浩 二
   指導課副課長   上 村 奈津子    教職員課長    濱 洲 義 昭
   総合支援課長   川 上 敬 士    教育審議員兼特別支援教育室長
                                若 杉 敏 郎
   健康教育課長   上 村 清 敬    人権教育指導室長 平 生 典 子
   教育センター所長 廣 瀬 泰 幸    教育センター副所長小 田 浩 之
   教育センター副所長福 田 衣都子    必由館高等学校長 城 野   実
   千原台高等学校長 南   弘 一    総合ビジネス専門学校長
                                古 家 幸 生


〔議案の審査結果〕
  議第 273号 「財産の取得について」……………………………………(可  決)
 
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